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野山人参購入の際の注意点 続編

2006-11-17 16:56:46 | うんちく・小ネタ

須に珍珠点があるものが野山人参の特徴。 本物を購入する為に。

中国吉林省長白山地方で1100年以上も伝承されている歌謡

 野山人参を求めて入山する際、あるいは収穫した人参を検品する際に、ちょうど、日本での野良歌や作業歌のような「入山歌謡(にゅうざんかよう)」が吉林省にある。

その中に、原文中国語で「珍珠点点綴須下~ 具是特征野山参~♪」邦訳では

珍珠点は須の下に点々とある、これこそが野山参の特徴だ。”という一節がある。

中国の真珠は淡水真珠が基本。    中国語では「珍珠」という

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中国淡水真珠ネックレス

Photo_51

日本での海水養殖真珠と異なり、完全球形は少ない。

野山人参を語るうえでの「点」とは?

点とは人参の須(す)の上に不規則に分布している粒上の突起物を指す。この突起物(点)は、はじめから点状の突起物として、須の上に成長したものではない。

点の生成原因

細く柔らかい吸収根が脱落した後の須の傷が癒えた組織から翌年さらに吸収根が成長しては脱落する。 このようにして、多年にわたって治癒組織が蓄積して、突起状の組織ができたものである。決して点状の突起物自体が、須の上に成長したものではない。

吸収根とは?

毎年夏になると、人参の須には季節性に毛のように細く柔らかい根が生えてきて、水分と無機塩を吸収する。これを吸収根という。秋になると、この吸収根は脱落し、腐り、脱落部位には傷が癒えた組織の痕(あと)が残る。

珍珠点とは?

年を重ねるにつれて、季節性吸収根の成長と脱落部である部位に真珠をちりばめたような根瘤が形成される。これを珍珠点という。新鮮人参の須を振ると、振り落ちてしまいそうな、突出した大きな珍珠点もある。乾燥人参にすると、須上の珍珠点はしっかりと須に付いていて脱落するものではない。

古い野山人参と若い人参の珍珠点の差は?

長白山の野山参は、森林の腐食質層が薄く、土壌の湿度がやや低いところに育つために、真珠点がはっきりしている特徴がある。若い野山参は、季節性吸収根の残痕の累積が少ないので真珠点もまだ小さく、突出していなくはっきりしない。

乾燥野山人参の珍珠点 投光

200611_15_007

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須の上に粒状の根瘤である珍珠点が認められる

乾燥野山人参の珍珠点 透過像

200611_15_012

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須の上に大小さまざまな珍珠点が認められる

「珍珠点」をめぐる時代背景

中国吉林省の長白山の野山人参の生産量は年々少なくなってきている。

現在、中国東北地方の野山人参の市場に供給される主流商品はロシア産の野山参であり、純粋な野山人参(中国産純貨)は貴重な存在になっている。

ロシア産野生参の新鮮品を観察してみると、典型的な真珠ははっきりとはしない。

扁平な膿疱状(疣状)の突起物がある。

水分や栄養の条件が良い土壌では、真珠点ははっきりとしない。乾燥品にすると、このような扁平な半球状の真珠は影も形も無くなってしまう。これは水分が蒸発して、枯れてへこんでしまい、観察しにくくなり消失してしまうためである。

厳しい自然環境の中で長年に渡って生き延びてきたからこそ、珍珠点が形成される。 この原則を知らないで、野山人参を購入してはならない。

再び 「入山歌謡」を

珍珠点点綴須下~ 具是特征野山参~♪

空海、最澄が唐に渡ったころから、すでに、長白山では謡われていたのである。


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