被災地のこと 山田線

2015年03月21日 | 
JR山田線は岩手県内陸の県庁所在地、盛岡から東行し、
三陸海岸の宮古からはリアス式海岸沿いを鉄の街、釜石まで南下する
延長157.5kmのローカル線である。



震災では、宮古・釜石間の沿線55.4kmのうち、21.7kmが津波で浸水し
駅舎や鉄橋、盛り土が破壊され流された。
(トンネルは無事であった)

(大槌駅)

沿線には、井上ひさしの「吉里吉里人」の舞台になっている大槌町の「吉里吉里駅」がある。

(吉里吉里駅)

震災前の車窓には、眼下の集落を守る為の高い防潮堤が目についた。
しかし、その防潮堤すら、津波は越えてしまったのだ。

(津波防波堤が見えたかつての車窓)

4年経ったいまでも、宮古から釜石の区間は不通が続いている。
しかし、今年3月に復旧工事が始まり、2018年度までに
三陸鉄道の路線として再開業させる計画である。

(釜石駅の山田線と三陸鉄道)
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