板橋駅

2015年03月01日 | 徒然
板橋駅は130年前の今日、開業した。

(130周年記念入場券)

開業当初は現在の西口しかなく、宿場の外れの
谷端川の湿地や田畑に囲まれて瓦葺の駅舎がポツンと建つだけの駅であった。

(現在の西口)

昭和に入ると、板橋駅は貨物線を多く配すようになり、
旅客ホームの北側、現在は高層マンションの建つ
旧山ノ上遺跡部分に小口貨物の貨物駅。
ホームの西側、現在の保線車両留置線に日本食糧倉庫専用線、
ホーム南東側の民間鉄道車両工場跡にはセメント専用線が並んでいた。

(西側の貨物)

(セメント専用線と貨物出発線)

これらの貨物線路には、D51や、デッキ付きのEF13、EF65やDD13、DE10といった
色々な機関車がやって来ていた。

日本鐵道の当初の計画では、現在よりも西側を通る予定で計画されており
山手通り付近を北上し、そのまま国道17号線沿いに進み
本蓮沼から袋村(現在の北赤羽付近)で、東北本線と繋げるつもりであったらしい。

しかし、軍の施設や地形の制約から、現在のルートで開業している。
板橋駅は、江戸時代から板橋平尾宿として栄えていた「平尾一里塚」に位置している。
当時、彼方此方で行われた鉄道忌避運動とは逆に
当時板橋平尾宿を持つ瀧野川村が積極的に鉄道誘致を行ったことをうかがわせる。
これは現在の北区が「鉄道の街」としてアピールしていることに
遺伝子的に受け継がれている。

(旧中仙道からみた以前の板橋駅)

(旧中仙道からみた今日の板橋駅)

(130周年イベントで作られた板橋駅のレイアウト)


現在、東口と西口のバリアフリー化が計画されており
また東側の貨物線跡の留置線工事も始まっている。

(東口)

(専用線廃止直後の貨物線路)

(駅南側)

数年後には、第3世代の板橋駅が姿を表す予定である。
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