皇紀2674年 大晦日

2014年12月31日 | 徒然
皇紀2674年、平成26年の大晦日です。
と言っても平常運行な1日です。

仏壇に母の好きだったものをお供えして
菩提寺へ墓参りと、氏神様への詣で納めをして
あとはテレビを点けっ放しの1日です。

この1年、ご愛読くださいましてありがとうございました。
拙文ではございますが来年もお願いいたします。
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新幹線

2014年12月30日 | 徒然
帰省ラッシュのニュースでもおなじみ
世界に誇る日本の技術「新幹線」。

私は新幹線が大好きです。

もちろん青春18きっぷなどで、鈍行の旅も好きですが
小さい頃から伊豆の別荘に行くのに乗ったり
毎年正月に家族で京都へ行ったりしていたので
その幼少体験からか今でも新幹線に乗るとワクワクします。

と言ってもそれはプライベートの時だけ。
仕事で多い時には何日間も毎日新幹線に乗る時もありますが
そういう時にはなぜか心ときめくという事はありません。

今年は東海道新幹線開業50周年だったことを思い出したので
こんな雑感を書いてみました。

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新年の準備

2014年12月29日 | 徒然
喪中なのでこれと言ってやることはないんですが
とりあえず練習用ギターの弦を張り替えてみました。



今日もあと1時間足らずで日没。
今年も残すところ2日となります。

来年は喪があけたら
本格的にカメラの仕事に専念したいと思います。

みなさんからのお仕事ご依頼お待ちしております。

結局宣伝w
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恒例! 亀の子束子「季節の束子」

2014年12月28日 | 徒然
毎度お馴染みの
亀の子束子西尾商店さんの季節の束子飾り。

年末年始はもちろん正月飾りです。



シンプルに大きなタワシが飾られていました。
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満身創痍

2014年12月27日 | 徒然
足の爪剥がしました…。

ソファーを書斎からリビングに移動させようとして
ソファーを足を上に落としたのが原因です。

ついでに筋肉痛も激しいです。

とんだ年末です。
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歳末のアメ横

2014年12月26日 | 徒然

クリスマスも終わり、いよいよ歳末となりました。
東京下町のアメ横もおせち料理の食材などの
大売出しで賑わっています。



日本人だけでなく中国からの観光客や駐日中国人も
中華食材などを買い求めに集まっています。



中国からの観光客によれば、中国で買うよりも
高品質で安心な物が買えるので高くても日本で買うとの事。



年明け早々に帰国して春節に備えるそうです。



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年末の風景

2014年12月25日 | 徒然


恒例、救世軍の社会鍋と胡散臭い街宣車が
池袋を賑わしています。

昨今、取り締まりが強化されたらしく
ストリートライブをやる人も少なくなりました。

年末ですね。

この空気感、大好きです。

昨日までの古典落語を旅する企画。
いかがでしたでしょうか。
年明けにまた取材をして続編が書けたらと思っています。

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古典落語を旅する お血脈

2014年12月24日 | 徒然
江戸落語としては珍しく
長野の善光寺が舞台の噺が「お血脈」。

善光寺にある「お血脈」と呼ばれる朱印を
浄財を払って額に押してもらうと
誰でも極楽に行けるという。
その所為で地獄は人が来なくて寂れてしまった。

そこで閻魔さま。
希代の大泥棒、石川五右衛門にお血脈を盗みに行かせる。

見事盗んだ五右衛門。
あまりの嬉しさに歌舞伎「有職鎌倉山」のノリで
見栄を切って額に盗んだお血脈をポン。
その瞬間、五右衛門は極楽へ…。


善光寺は皇極3(皇紀1304:西暦644)年創建と伝えられる勅願寺。
無宗派の寺院で天台宗と浄土宗によって運営されている。
住職は代々公家から選ばれていて
今日でも旧公家の鷹司家から本願寺上人」を迎えている。
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古典落語を旅する 浅草寺

2014年12月23日 | 徒然
金龍山浅草寺。

江戸落語の舞台として「付き馬」「粗忽長屋」「船徳」「野晒し」「擬宝珠」「仁王か」「山号寺号」などに登場する。

浅草は江戸時代から信仰と大衆演芸の中心地であった。

浅草寺から少し足を伸ばせば
やはり古典落語の定番、向島や吉原がある。



祖母はよく人力車で浅草へ出かけていたし
祖父は浅草へ私を連れて下駄を買いに行ってくれた。
父方の祖父は浅草で寿司を握っていた。

そんな血を継いでいるのか私も浅草は好きである。
浅草の魅力は実は仲見世や雷門通りよりも
裏道にあると思っている。
洋食屋や飲み屋、菓子屋など観光客向けではない店に
浅草の良さがつまっている。

最近の人力車の多さには辟易してるが…。

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古典落語を旅する 芝浜

2014年12月22日 | 徒然
年末の高座の定番。芝浜です。
もともと腕のいい魚屋の勝は酒が大好き。
ちょっとしたきっかけで天秤棒担いで仕事に行くのが面倒になって
そのままズルズルと休みっぱなし。

女房にドヤされ、嫌々芝の浜の魚市場に行くが
女房は間違えて一刻早く起こしていて市場は空いていない。


雑魚場(魚市場)があった場所


誰もいない芝の浜で顔なんぞ洗って煙管をふかしてるってぇと
波に洗われる革財布を見つける。

中を見てみると大金が入っている。
こりゃ酒が呑めるってんで仕入れもせず飛んで帰るが
女房は「見つかったら死罪」だという。
かまわず酒を買ってこさせてどんちゃん騒ぎをする勝。

酒が回って勝が寝入った隙に女房は大家さんに相談に行く。
大家さん曰く、全部夢って事にしちまえ。

酔いが覚めて起きた勝は財布を探すが
そんなものは知らない、どうせあんたの夢でしょと女房に言われ
結局それを信じ込んで前日と同じように芝へ出かける。

もともと腕のいい勝。
こんな夢を見るようじゃいけねぇってんで酒断ちして仕事に精を出し
通りに店を構えて何人かの人を使うようにまでなった。

三年のちの大晦日、女房からことの顛末を聞かされ
女房が奉行所に届け出た財布と金は、持ち主不明で下げ渡ってきていて
それを怒られる覚悟で勝にみせるが
勝は身上潰すどころか死罪になりかねない状況からも助けてくれ
その上店を構えて裕福にしてくれたと女房に感謝する。
もう酒だって飲んでいいんだよと女房に言われ
3年ぶりにお猪口の酒を口にしようとするが
「やめておこう。また夢になるといけねぇ」


美穂鹿嶋神社には橘右近揮毫による「芝濱囃子の碑」が建てられている


芝の浜は現在の浜松町から田町に至るJRの線路がほぼ海岸線となっていて
明治時代に東海道線が開業したころも
鉄道は波打ち際を走っていた。
爾来140年あまりで東京港はどんどん埋め立てられ
すっかり芝の街は内陸になってしまった。


(画面右側はかつて海であった)
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古典落語を旅する 王子の狐

2014年12月21日 | 徒然

王子稲荷に棲む狐は、昔から人を化かすことで有名だった。
ある日、熊五郎が王子稲荷の帰り道で
一匹の狐が葉っぱを頭に乗せて若い美女に化けた。
辺りを見回しても誰もいない。
と言うことは、自分を化かそうとしてるんだなと気付いた熊さん。
化かされた振りをして逆に化かそうと思いつく。

熊さんと狐が化けた美女が料理屋へ入る。
それが「扇屋」。
現在でも玉子焼きを売る老舗だ。

今は座敷はなく、かつて料理屋だった場所をテナントビルにして
そこの1階で伝統の玉子焼きを販売している。


(中央に盛ってあるのが扇屋の玉子焼き)

熊さんは狐を酔わせて寝入っている隙に
「勘定は女が払う」と言って帰ってしまう。

この事を兄貴分に話したら「狐の祟りは怖い」と言われ
翌日慌ててお詫びの土産の饅頭をもって狐のところへ行く。
子狐に土産を渡して母狐(前日、熊五郎に騙された狐)に持っていくと
「食べちゃダメだよ!馬糞かもしれない」(サゲ)


王子稲荷のある場所は、崖線となっていて
江戸時代には狐や狸が棲むような場所だった。
今でも王子稲荷や名主の滝、飛鳥山公園の崖には
そんな風情が残されている。



王子稲荷では、大晦日の夜から年越しの「狐の行列」で賑わう。
松明に照らされた狐たちに扮した行列は
妖しく幽かな雰囲気を醸し出している。





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古典落語を旅する 井戸の茶碗

2014年12月20日 | 徒然
「井戸の茶碗」は、講談「細川茶碗屋敷の由来」を基にした噺で
登場人物が全員正直者の善人という人情噺。

屑屋の正直清兵衛が清正公さんの脇道を商いで歩いていると
浪人千代田卜斎に呼び止められ仏像を引き取ることになる。
そのあと、細川家の屋敷の長屋の下を歩いていると
勤番の高木佐久左衛門にその仏像を売ってくれと言われる。

この3人の正直っぷりが巻き起こす
心暖まるハートフルコメディが「井戸の茶碗」。

舞台となっているのは
都営地下鉄三田線と東京メトロ南北線の白金高輪駅周辺。

清正公は白金台一丁目にある最正山覺林寺が正式名称の日蓮宗の寺院で
加藤清正公を祀っていることから清正公さんの名で親しまれている。
白金高輪駅も、三田線延伸計画時代には「清正公前」が駅の仮称になっていた。

対する細川家の屋敷は現在の国道1号線を挟んだ反対側
高輪一丁目にあって現在でも史跡が遺されている。


画面左側に細川家下屋敷があった。
清正公さんは画面右奥にある。


魚藍坂周辺の地図にも細川家の史跡が記載されている

なお、細川屋敷跡地の「高松中学校」は
昭和24年に高松宮邸の敷地だった場所に建てられたことが校名由来の
由緒正しき公立中学校である。
細川とか清正公の名を用いなかったことに
高松宮さまが地域でも大層慕われていたことがうかがえる。
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古典落語を旅する 反対俥

2014年12月19日 | 徒然

観光地でおなじみの乗り物、人力車も
昔は公共交通機関でした。

客待ちしていた俥屋に「万世橋から上野駅までやってくれ」
と頼むこの噺。

最初に頼んだ俥屋はヨボヨボの年寄りで
「走ったら死んじゃうかもしれない」
なんて言われる始末。
急いでいたので降ろしてもらって
威勢のいい若い俥屋を捕まえた。

威勢が良すぎて…


という噺。

この噺が成立した時代には山手線は環状運転をしておらず
万世橋に駅があって、そこから上野駅へは広小路を通って行った。

秋葉原界隈は外国人観光客も多いエリア。
浅草あたりの俥屋さん、秋葉原でも営業したら受けるんじゃないででょうか。

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古典落語を旅する 目黒のさんま

2014年12月18日 | 徒然
古典落語の舞台となった場所を旅してみた。

第1回目は「目黒のさんま」。
ある殿様が鷹狩りの帰りに、目黒の茶屋で
炭火で焼いただけの秋刀魚(当時は庶民の食べ物。殿様が食べるようなものではない)を出され
たいそうお気に召された。

城(大名であれば藩邸)に帰ってからも秋刀魚を所望するがそこは殿様。
台所番は脂が多いからと言って脂抜きをし
御試食(おしつけ=毒味係)に小骨を抜かれ
殿様の前に出された時には秋刀魚とは思えない焼き魚になってしまった。

すっかり冷めたその秋刀魚を食べた殿様。
「やはり秋刀魚は目黒にかぎる」


海沿いでも無い目黒の秋刀魚が美味いというサゲだが
実際江戸時代には目黒川には船入場があって
芝で揚がった魚を船で運んで、現在の中目黒付近で荷揚げしていた。



だから目黒の秋刀魚が新鮮なのは意外とナンセンスでも無いわけである。

殿様が秋刀魚を食べた場所のモデルとされる茶屋は実在したとされ
諸説ある中でも目黒川左岸の「茶屋坂」は
その地名からも信憑性が高い。
茶屋坂の名は、坂の周辺の公園やマンション、バス停にも付けられている。


明治時代にこの付近の住民の反対運動で
山手線はこの地よりも東側に建設されたため
目黒駅は品川区に所在している。
そのため現在では「さんま祭り」は目黒区と品川区でそれぞれ開催されている。
品川区では宮古産、目黒区では気仙沼産の秋刀魚が産直で提供される。

やっぱり秋刀魚は目黒にかぎる。
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羽子板市

2014年12月17日 | 徒然
浅草寺境内で歳の市、羽子板市が始まりました。
北日本を覆う低気圧による強風が
痛く突き刺さる師走らしい天気の下
色とりどりの飾り羽子板が並んでいます。

今年は妖怪ウォッチや錦織圭選手をデザインしたものが多いですね。
佐村なんちゃらとか、小保なんちゃら、野々なんちゃらのは
さすがにありませんでした。当たり前か。

国際観光地としての一面が大きい浅草ですが
こうして昔から面々と続く風物詩が遺されているのは
東京人として嬉しい限りです。

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