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ルカ・カルトン@パリ

2005年11月22日 | フランス◆パリ
昔から憧れてたここへ2004年夏の旅行中にディナーへ行く機会ができました。
わたすと夫はいつもより少し気合いを入れて、ドレスアップして、近くのホテルに宿泊している事もあり、ぶらり散歩しながらお店へ向かいました。
入口を入ると、すぐに人が来てあいさつ。少しバビりながら奥に入ると給仕人が一斉にあいさつ。つかさずわたすと夫もあいさつをして、予約の名前を言うと待っていましたとばかりに席へ通されました。

店内は天井が高く、高級ホテルのメインダイニングのような煌びやかさゴージャスさはないにしてもクラシックで重厚。とても落ちついた雰囲気でした。周りのお客もこのレストランと同じく重厚さが漂う~。年齢層は高く、見た目はわたすたちが1番若くて青臭っ。
座ると早速アペリティフを聞きにソムリエがやって来ますた。グラスシャンパンをオーダーしてからメニューを激見。やはり女性であるわたすのメニューには値段が書かれていませんでした。フランスではこれ、徹底してるなぁといつも感心します。

料理名の上にはそれに合うワインが書かれてて夫はそのおすすめのグラスワインをもらいます。わたすはグラスシャンパンで少し酔ってしまったので、食事の時には失礼ながらも炭酸水にしました。ちなみに銘柄は指定しなかったのですが、バトイットが出てきますた。
アミューズはとてもモダンなお皿で店内とのギャップが楽しい。夏に合う涼しげなガラスのお皿ですた。

1皿目は蟹肉とアボガドのスィートチリソースかけ。

2皿目はロブスターのラビオリ。
アミューズに2皿もでてくるなんてびくり。量はほんの少しづつなので食べられます。

前菜

夫:フォアグラのソテーイチジク添え。


わたす:キャビアの冷菜。

夫のお皿には見たことのない大きさのフォアグラがどどーん。その周りにイチジクがきれいに盛られてる。わたすのはスプーンに盛りつけたキャビアが3種類とローストオニオンの上にまた違うキャビアがのってる。横にはデミタスカップが。なかにはカプチーノのような泡々のスープが入っている。このキャビアがシャンパンに合うことは言うまでもないけれど、カプチーノ風スープがびっくらするくらい美味。はっきり言ってキャビアよりこっちのほうを「おかわり!」と言いたいほどです。
夫のフォアグラソテーは今まで食べたどのフォアグラソテーよりおいしい。焼き加減といいソースといいとても良いバランスでフォアグラとイチジクとソースが口のなかで一緒になったときの幸せは、今思い出してもよだれが。

食べ進めていくとちょうどいい頃に「お味はいかかですか?」とわたしたちのテーブルの接客係が聞きに来た。もちろん彼は英語で聞いてくれるのですが、わたすたちが一夜漬けで憶えた片言のフランス語で答えると、嬉しそうな顔をしてくれました。
前菜の食事も後半を過ぎた頃、ソムリエが夫のお皿に残っているフォアグラとグラスに残っているワインの分量を見て少し継ぎ足してくれた。この粋なサーヴィス精神に、わたすと夫は感動しました。

メイン

夫:ロブスターのヴァニラソース。このレストランの名物料理でもあります。盛り付けの美しさとボリューム感に目を奪われながら味もすばらしい。


わたす:仔羊のロースト。ワイルドな味が好みのわたしには上品な味の仔羊でした。

デザート

夫:アイスクリームとソルべの盛り合わせ。バニラ、チョコレート、マンゴーがキレイに盛りつけられています。


わたす:焼きチョコレート。ほんのり温かいのに形が崩れていないチョコレートは濃厚。


プティフールは1口ドリンクにクッキーのあんずジャム添え。そしてカフェでおしまい。

決して押しつけがましくなく、そしてかゆい所に手が届くサーヴィスがとても心地良く、高いお金を払ってでも世界中からこのレストランに食事をしに来ることに納得。
2005年にはミシュランの星を返上してもっと親しみやすいブラッスリーに生まれ変わり、改装して新たにオープンすると発表した時は、びっくりしました。
そのブラッスリーがオープンしたそうでお店の名前は「サンドランス(Sendrens)」。また違った形でアラン・サンドランスの料理が食べられるとは、楽しみが増えました。


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