古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第二十二章 扱い済み証文の事 其の十六

2014年06月12日 06時12分05秒 | 古文書の初歩

 

 

「曖済證文之事」第四頁、上の九~十行目

 

解読 下浦之内ニも若心得違、初日より四日目を不

    相待右苫引場所ニ而引候者有之上村之

読み 下浦の内にも、もし心得違い、初日より四日目を

    相待たず右苫引き場所にて引き候者これ有り、上村の

 

解説 「下浦」・・・田並浦の事。 「ニも」・・・「も」の形が多少おかしい様にも思いますが、よく見ると「も」に見えない事もありません。 その下の「若」は本ページ五行目と同じですが、草冠の形が少し違います。 次の「心得違」の」心得」も超難解です。本頁五行目と同じ。 次の「初日」も何度目かです。 「不相待」・・・相待たず。 「ニ而引候者」・・・「引」の下の短い縦棒が「候」です。 「有之」も読みにくい。