愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
※掲載された試合にのみコメントはして下さい

スペイン-ロシア(EURO´08)

2008-06-11 21:04:14 | 各国代表戦
観戦日 6/11(水)       
 
愛丸’s チェック        
この日で全チームが顔をそろえる。
グループDは攻撃のスペインに守備の3チームって構図。
スペインのあのポゼッションサッカーがどうやって守備的なチームを崩していくかが見もの。
クアトロ・フゴーネスがどれだけ魅せてくれるか、華麗な攻撃サッカーで相手を捻じ伏せてもらいたい。
ロシアはヒディングがどこまでチームとして完成させたか。
CSKA勢を中心にした守りはかなり強固なもんだろう。
このEUROの舞台でもヒディングマジックが炸裂するようなことがあると、GL突破ってのが見えてくる。
アルシャービンが戻ってくるまでにどこまで勝ち点を取れてるか。

この試合、両チームとも予想を覆すようなスタメンだった。
スペインはクアトロ・フゴーネスを解体して、4-4-2の布陣。
F・トーレスを最大限に活かすならビジャとのコンビが一番だし、M・セナもドブレ・ピボーテで活きてくるってことでチャビとのコンビ。
4-1-4-1よりも、こちらの方が点は取れるような気がする。
ロシアはDF陣にCSKA勢を使ってこなかった。
それも3バックではなく4バック。
奇を狙ったヒディングマジックだったのか。
スペインはこの4-4-2が大当たり。
親善試合を見てても思ってたが、今のスペインはこのシステムが一番しっくりきてる。
F・トーレス、ビジャのコンビは破壊力抜群で、なおかつコンビとしても成熟してる。
これにD・シルバ、イニエスタ、チャビがうまく絡んできたら、そりゃさくっと点が取れる。
1点目はF・トーレスの個人突破から、中に入ってきたビジャへのパスでごっつぁんゴール。
2点目はイニエスタの個人技からの絶妙スルーに反応したビジャが落ち着いてゴール。
3点目はロングボールを受けたビジャが強さとうまさで決めたもの。
ってことで、初戦でビジャはハットトリック。
アラゴネス采配がずばり的中したことに。
このビジャの活躍でラウルがどうのってことは言われなくなるだろう。
最後にはカウンターからビジャが見事な浮き球のパスをチャビへ通しダイレクトボレー。
これはアキンフェエフに止められるが、これをセスクがダイビングヘッドで決めて代表初ゴールをゲット。
ここまでで一番の攻撃性を見せ、破壊力は出場チームナンバー1ってことを見せつけてくれた。
攻撃では文句の付けようがないんだが、守備ではまだまだ課題が。
やっぱりマルチェナが不安。
プジョルとのコンビはお世辞にもいいとは言えないし、うまく守れてた感はぜんぜんなかった。
まだロシアが相手だったからいいものの、ベスト8ではグループCのチームと対戦する。
ここがネックになって優勝できないってことは勘弁してもらいたい。
ロシアはヒディング采配が不発に。
どうしてベルヅツキ兄弟とイグナシェビッチを使わなかったのか。
これとアキンフェエフはクラブでも一緒にプレーしており、連携ってことに関しては全く問題ないはず。
で、3バックから4バックへの変更もわからない。
普段からこの2パターンを併用してるならまだわかるが、予選も3バックでやってきてるのに、どうしてこの不慣れなシステムできたのか。
4失点ってのはkれが原因なのかもしれん。
途中出場の選手をすぐ交代させたりと、ヒディングは自分の采配を自ら否定してるみたいだった。
高さ、強さを活かすような攻撃もできず、自分たちのサッカーをできずに、スペイン戦を終了した。
ただ、トップのパブリュチェンコにはなにか感じるものがあった。
実際、得点もできたし、この男は乗っていけそう。
ロシアはこのスペイン戦を捨て試合と位置づけし、こんな普段やらないことを見せといて、残りの2試合で自分たちのサッカーをってことなら、何かあるかも。
スウェーデン、ギリシャとの戦いが楽しみになってきた。

スコア 4-1

<得点者> 
スペイン   ビジャ×2、セスク
ロシア    パブリュチェンコ
~愛丸's MVP~
ビジャ(開幕戦でハットトリック。シーズン後半のできの良さをここまで持ち込んできた。ひょっとしたら得点王tってのもあるかも)