愛丸のサッカー観戦記

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ドイツ-イングランド(W杯 決勝トーナメント1回戦)

2010-06-28 01:24:25 | 各国代表戦
観戦日 6/27(日)       

愛丸’s チェック
この両チームが、まさか、この決勝トーナメントの1回戦で激突するとは・・・。
ドイツが、この山のこのポジションに入るのは大方予想はついてたが、イングランドが、ここに入るとは誰も予想できなかったことだろう。
この両チーム、W杯ではこれまでにも何度か対戦してきてる。
イングランドで行われたW杯ではファイナルで激突。
そこで生まれたものとは・・・。
90分で決着がついたことがなく、この試合もロースコアの展開になりそう。
グループリーグの第3戦で、勢いを取り戻したドイツと、やっと第3戦に結果が出せたイングランド。
ドイツはそのままの流れで、イングランドは更に勢いに乗れるように激しい試合になることを願う。

ドイツは、このW杯での勢いがイングランドよりもはるかに上であることを証明してみせた。
ここまで力の差があるとは思わなかった。
サッカーの質でも完全にイングランドを上回った。
あれだけ全体が連動して動けてれば、簡単に点は入る。
気持ちが全く伝わってこなかったイングランドを破ることはそう難しいミッションではなかったはず。
とにかく、クローゼの先制点で勢いに乗り、前半のうちに追加点。
1点は奪われたものの、レフェリーを味方につけて同点のピンチを逃れたら、後半は終始ドイツのペース。
破壊力満点のカウンターから2点を加え、終わってみたら4-1の圧勝。
ここまで点を取れるとも思わなかった。
それにしても、最初の得点は、アシストがノイヤーと運がよかったゴールに。
しっかりディフェンスの前に入り、ジェームスの動きを見てきっちり決めたクローゼもすごいんだが、あれは完全にアップソンの対応のまずさから生まれたもの。
ここで運を掴んだ感じ。
2点目はきっちり崩して決めたもので、これはいいとして、幻の2失点目が、この試合のハイライトか。
ドイツに取ったら、やっと積年の恨みがここで晴らされたって感じか。
イングランドが初優勝したあのイングランドでのW杯。
クロスバーに当たって真下に落ちたボールはゴールを割ってなかった。
それをゴールと認められ、ドイツは敗れ去った。
今回はその逆。
2-1と追い詰められ、その直後、ランパードのループ気味のシュートはクロスバーに当たって、これまた真下へ。
完全にゴールラインを割ってたように思えたが、なんと、これがノーゴールの判定。
あそこで同点に追いつかれなかったことが、この結果を生んだのかも。
ただ、あれで同点になってても、ドイツの優勢は変わらなかっただろうが、後半に上げたようなカウンターからの得点ってことにはならなかったはず。
リードしてる状況だったから、カウンターが決まりやすい展開になったわけで、同点だったら、イングランドもあそこまで前がかりには来なかったはず。
判定は判定だし、この結果が覆されたりはしないだろうが、ドイツにとったら幸運だった。
この勝利で、また勢いに乗れただろうし、これまで決勝トーナメントを勝ち上がったチームの中では一番強さを発揮した。
イングランドはあの判定が全てと言えば全てなんだろうが、それでも、今の力を持ってしたら、ドイツにはかなわない。
ルーニーがあれだけやりづらそうにプレーしてるは初めてみたかも。
ルーニーにボールが収まっても、これに絡む選手が少ないし、攻撃のスピードがまるで上がらない。
リアクションサッカーに徹するのはいいんだが、ポジティブ・トランジションのスピードが遅いと、全く魅力がない。
これがユナイテッドとのサッカーの違いで、ルーニーがやりづらそうにしてたのはここにある。
もっとランパードあたりが、ルーニーを追い越すような動きをすれば、攻撃の幅が広がるんだろうが、これもまるで見られなかった。
とにかく、今大会でのイングランドにはスピードが足りなかった。
守備でも気持ちのこもってないプレーが目立つし、あの先制点時なんかは明らかに集中してなかった証拠。
もっとテリーあたりが気持ちを全面に押し出してチームを鼓舞するようなシーンがないと・・・。
全くイングランドらしさを感じさせないまま、この大会を終えることに。
カペッロが就任し、かなりチームが変わって戦う集団になったように思えたが、本番ではそれが発揮できず。
優勝請負人なんてもてはやされた頃が懐かしい。
これでイングランドはひとつのサイクルが終わったような気がする。
これからは若手をどんどん起用し、新しいイングランドが生まれることを期待する。
イングランドはここで敗れるべきして敗れた。

スコア 4-1

<得点者> 
ドイツ    クローゼ、ポドルスキ、ミュラー×2
イングランド アップソン     
~愛丸's MVP~
ミュラー(この男のテクニック、スピードが遺憾なく発揮された試合に。もし、この男がイングランドでプレーしてたらルーニーもかなりやりやすくなったはず)


1 コメント

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Unknown (モンテッツ)
2010-06-28 02:28:12
久々の書き込みになってしまいました。

結局あの疑惑のゴールに尽きるよなぁ。日韓大会でトッティー退場させたモレノ主審くらい酷いレフェリングでした。ちょっとイングランドはかわいそう。まあこれも勝負事か…

そしてリネカーの名言通り「最後にはドイツが勝つ」って事でした。
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