愛丸のサッカー観戦記

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マジョルカ-R・マドリー

2010-05-08 13:01:28 | リーガエスパニョーラ
観戦日 5/8(土)       

愛丸’s チェック
現在4位とCL圏に踏みとどまってるマジョルカ。
今シーズン、マジョルカがここまでやるとは誰が予想しただろう。
マドリーを最後に苦しめるのはこのチームか。
オノ・エスタディでは11失点と、カーサでの失点の少なさはバルサに次いで2位。
この守備の安定が、この順位を呼び込んでるのか。
マドリー相手にもこの安定した守備を披露できれば、バルサを援護することになるし、セビージャとの差も縮まることはない。
マドリーは前日にバルサが快勝したことを受けてのこの試合。
ここで苦しむことは目に見えてるが、それでも、マドリーは勝たなくてはならない。
エンパテも許されない状況だし、自慢の攻撃陣が、マジョルカの守備陣をどう崩すか。
それができないようだと・・・。

マジョルカは立ち上がりから、自分たちのペースで試合を進め、先制したまではよかったが、C・ロナウドに決められてから、あの安定感が姿を消し始めた。
あの失点シーン、S・ラモスからのロングパス1本が通ったものだが、C・ロナウドについてたヌニェスの対応が。
アワットとの連携ミスなのか、一瞬スピードを落としてしまった。
ここで、しっかりC・ロナウドについていけてれば、アワットより先に、あの男がボールに触ることはなかったかも。
いい流れで、攻撃もできてたし、やっぱりここではいつも以上の力を発揮すjるのかと思ってた矢先だったし、この失点は悔やまれる。
ここで、C・ロナウドに勢いもつけたわけで、この失点の持つ意味がどれだけ大きかったか。
セビージャとの勝ち点差が2Pってことを考えると、ここはどうにかして、あの先制点を守って勝ち点3がほしかったはず。
ここまでいいサッカーを展開し、4位とおいうサプライズを提供してるマジョルカだが、残り2試合で、これが果たせないとなると・・・。
この後もC・ロナウドに2発叩き込まれ、さらにはイグアインにもループでダメを押され、ここまで、オノ・エスタディでは11失点しかしてなかったチームが、この1試合で4失点。
最後は気持ちも切れてたし、これではどうしようもない。
ただ、この敗戦で、全てが終わったわけではない。
残り2試合は相手にも恵まれてるし、セビージャがバルサ戦を残してることを考えると、このままフィニッシュもある。
相手がマドリーだったから、ここまでやられたわけで、しっかり気持ちを切り替えて、いつものマジョルカのサッカーができれば、4位で今シーズンを終えれるはず。
3大リーグで、4位というところが波乱の展開だし、リーガでも、それが現実のものになるかもしれん。
マドリーは先制され、テンションが一時下がった時間もあるが、ここで、ぐっとチームを盛り上げたのが、カシージャス。
マジョルカの時間帯にいいシュートを放たれたが、これを、この守護神がビッグセーブで失点を防いだ。
最後の砦がきっちり仕事をしてくれれば、このいい流れが、前線に伝わる。
これを受けて、C・ロナウドのトリプレテ。
メッシが前日のスーパーなプレーで得点を取り、これに負けじと、マドリーのエースが見せてくれた。
1点目、2点目と、どちらもS・ラモスからのロングパスに抜け出したもので、今まで、この展開からのゴールってのは、あまり見られなかった。
この大事な試合で、新たな得点パターンを生み出すってのもすごいこと。
3点目は、これぞC・ロナウドってプレーで奪い取った。
3人に囲まれた状況で、これをなんなく突破。
今、3人のDF相手に、これをテクニックで突破する選手なんて世界にそうはいない。
この突破からのシュートには唸らされた。
この段階で、試合は決まったようなものだが、得点数で、並ばれたイグアインが、グティのスルーを受けてのループでダメ押しの4点目。
試合が決まった段階でのゴールで、これが緊迫した場面で、決めれたかどうかわからないが、イグアインもすかっとしたことだろう。
この試合で、気になった点は、カカがまだ機能してなかったこと。
ケガ明けなのはわかるが、この男が、こんなレベルに成り下がったとは思いたくない。
グティに代わって、チームの攻撃が活性化され、まだカカ本来の力を出し切れてないが、残り2試合で、必ずやってくれるはず。
ただ、チームのいい流れってのを考えたら、グティは外せない。

スコア 1-4

<得点者> 
マジョルカ   アドゥリス
R・マドリー  C・ロナウド×3、イグアイン    
~愛丸's MVP~
C・ロナウド(これぞスーパースターってプレーを存分に披露してくれた。チームが危険な状況に陥ったところを救うのがエースだし、今、この男はマドリーの真のエースに)

マンチェスターC-トットナム

2010-05-08 10:34:07 | プレミアリーグ
観戦日 5/8(土)       

愛丸’s チェック
最終節を前に組まれた延期分の試合。
それが、来シーズンのCL権を賭けた大一番に。
勝ち点67Pで4位のスパーズ。
勝ち点66Pで5位のシティ。
この試合で、シティが勝てば4位に浮上し、最終節を勝利で終えれば、4位が決まる。
スパーズはこの試合を勝った段階で、4位が確定。
どちらも、この試合にかける意気込みはそうとうなもんだろう。
シティ・オブ・マンチェスターもそうとう熱くなるだろうし、この試合が、今シーズン最後の盛り上がりになるかもしれん。
前節、どちらもいい勝ち方ができてるし、この試合に向けてのコンディション、モチベーションは申し分ないだろう。
激しく、気持ちのこもった試合になること間違いなし。

シティは、この大事な試合をものにすることができなかった。
スパーズとの相性なのか、それとも気負い過ぎたのか、どうもチームでのサッカーが展開できなかった。
マンチェスター・ダービーまでのあの攻撃力が見られなくなり、やっと前節、それが蘇りつつあるかと思われたんだが、この試合では不発。
前半に、テベスの個人技で、何度か見せ場を作ることができたが、それ以外は、なかなかチャンスを作れなかった。
サバレタがいい感じでオーバーラップしてボールが渡っても、ここから効果的なクロスが供給されないし、中も手薄。
スパーズのDF陣がよかったこともあるが、どうにかして、これを崩そうって工夫が見られなかった。
左のベラミーも前半の早いうちにカブールに食らった一発で、動き悪くなった感じで、あのスピードも、中への切れ込みも見られずじまい。
トップのアデバもフィジカルを生かしてのキープができてないから、周りとうまく連携できてないし、自分で仕掛けることも押さえ込まれた。
テベス、A・ジョンソンは、何度か見せ場を作ったが、これは全てゴメスにストップされてしまう。
A・ジョンソンのCKからのこぼれを拾ってのミドルは決まってもおかしくないぐらいにいいシュートだったが、あれだけゴメスが当たってしまっては・・・。
点を取れる気配がない中、80分に痛恨の失点をしてしまう。
右をカブールに突破され、ここからクロス。
このクロスがブリッジにリフレクトし、なんとかフロップが弾くも、これがクラウチの目の前へ。
なんなく合わせられ、無情にもこれがゴールへ。
カブールの突破へのベラミーの対応が軽かったのと、この突破へのカバーにブリッジがいけてれば。
失点するときってのは、得てしてこういうもの。
ここからサンタクルス、アデバの2トップにしてなんとか点を取りにいこうとしたんだが、この2トップが機能することもなく、このまま終了のホイッスル。
シティは、この敗戦で来シーズンのCLへの道は閉ざされたが、今シーズンの弱点をしっかり補えれば、もっといいチームになる。
前線に効果的なパスを出せる司令塔がいてくれれば、いい攻撃を展開できるはずだし、アイルランドがいることを考えれば、この男を起用してれば、どうなったか。
スパーズは念願のCL出場をこの試合で決めた。
5位まで来るシーズンはあったが、やっぱりビッグ4とは差があったし、それをやっと今シーズン悲願をかなえることができた。
終盤のスパーズはプレミアで一番といってもいい試合運びだったし、この順位も納得できるサッカーをやった。
この試合で、チーム力という部分でシティを圧倒したし、この試合への集中力って部分でも、違いを見せつけた。
激しくいくところは行き、冷静に対処するところはそれができてる。
今のスパーズだったら、優勝も狙えるチーム。
後半戦は、かなり厳しい日程だったが、そこでしっかり勝ち点を積み上げれたことが自信に繋がってるし、誰か個に頼って決めた4位ではない。
G・ベイル、ゴメスと目立ったプレーを見せた選手はいたが、これも、チームとしての戦いが安定してるから。
この試合でも、前線からのプレス、中盤の選手の守備への加担、DF陣の安定感と集中力、それとゴメスのビッグセーブ。
いくらテベスに仕掛けられても、誰も慌てることなく対応し、PKを与えてもおかしくない場面でも、じっとこらえての守備で対応。
来シーズン、どれだけ補強がうまくいくかわからないが、戦力は上がるだろうし、CLでも暴れてもらいたい。

スコア 0-1

<得点者> 
トットナム   クラウチ    
~愛丸's MVP~
ゴメス(この試合でも、要所でビッグセーブを連発し、チームを無失点に。あわやOGかという難しいボールへの反応も見事だったし、今シーズンのMVPといっても過言ではない)