愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
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トットナム-ボルトン

2010-05-04 23:36:33 | プレミアリーグ
観戦日 5/4(火)       

愛丸’s チェック
熾烈な4位争いを演じてるスパーズ。
悲願のCL権獲得のためには、もう負けられない。
前節までの苦しい日程を2勝1敗は、御の字だろう。
何せ、相手がアーセナル、チェルシー、ユナイテッドだったわけで。
ユナイテッドともしドロー以上の成績だったら、ここで、4位を確定できたかもしれんのに・・・。
スパーズはこの試合以上に、ミッドウイークでのシティとの直接対決に全てを注ぎ込んでくるだろう。
ボルトンは勝ち点36Pだが、残留を確定させた。
普段のシーズンだったら、この勝ち点だったら、降格争いの真っ只中なんだろうが、下の3チームがあまりにも酷かった。
これに救われ、残留を決めたわけで、この試合は、すでに消化試合。

スパーズは、もう試合へのミチベーションがあがってきてないだろうボルトンになんとか1点を守りきっての辛勝。
あのハドルストンのスーパーミドルが決まってなかったら、手痛いドローだった。
あれだけいいサッカーをしても取れないときは取れないのもサッカー。
デフォー、パブリュチェンコと、ユナイテッド戦のときよりかは、はつらつとした動きだったし、G・ベイルもここ最近の好調ぶりをアピール。
モドリッチも違いを生み出せてたし、ハドルストンは、あのミドルで存在をアピール。
ドーソン、キングのCBコンビは鉄壁だったし、右SBのカブールもユナイテッド戦で先発を外された鬱憤を晴らすような活躍ぶり。
これだけキーマンたちがいいプレーを披露しても、1-0というスコア。
この段階で、もっと点を取って大勝することよりも、どんな形であれ、勝ち点3を取ることが重要なのはわかるが、次につなげるためには、内容と結果が伴った方がいい。
それができた試合だったのに・・・。
ただ、もう今シーズンの目標がなくなったボルトンが思いのほか戦ってきたのも事実。
まさかあそこまでボルトンがやるとは思わなかった。
見てる側がそう思ったんだから、やってる方もそれを感じたはず。
得点王争いに顔を覗かせてたデフォーだが、この大事な時期でスランプに。
もっとやれておかしくないんだが、何かパッとしない。
ユナイテッド戦よりも、まだましな動きだったが、点が取れる気がしない。
W杯もすぐそこまできてるし、ここでのアピールが代表定着に繋がるはずなんだが、それがプレッシャーになってるのかも。
ミッドウイークのシティとの直接対決で、持ってる全てを発揮してもらいたい。
リバプール、ビラが、この4位争いから脱落し、ミッドウイークの直接対決を制したチームが来シーズンのCLに出場することになるだろう。
順位ではスパーズが上だし、ドローでもいいんだろうが、最終節が残ってることを考えると、きっちり勝って、ここで決めたいはず。
今のスパーズだったら、それが可能。
右をどうするかだが、レノンも復帰してきたし、この男と、左のG・ベイルで、サイドを攻略できれば、勝機は見出せる。
今シーズン最後の大一番が楽しみ。
ボルトンは残留当確の勝ち点に達してはないんだが、なんとか下の恩恵を受け、残留を確定させてる。
そうなると、残り試合は消化試合になり、モチベーションの低下が気になるところだが、それが全く見られなかった。
なんとかスパーズを食ってやろうと、意気込みが伝わってきた。
先発した2トップ、K・デイビスとクラスニッチは不発だったが、中盤の選手、DF陣といつものパフォーマンスだったし、これで、スパーズを苦しめることに。
M・テイラーの左足のボレーなんかで、決定機も作れたし、見せ場は十分にあった。
ここから来シーズン、どれだけ選手が引き抜かれるかわからないが、このメンバーだったら、来シーズンも残留は確定だろう。
この試合、イ・チョンヨンがサブからのスタートだったが、この男、このチームで終わるレベルではない。
ドリブルのいいし、しっかりパスも出せる。
FKを蹴らせてもいいものを持ってるし、これは韓国にとっても武器になる。
ウィルシェアはアーセナルに戻るんだろうが、このふたりが、中盤を作るようなサッカーが展開できれば、おもしろいチームになるのに・・・。
ボルトンがボルトンじゃなくなる気もするが、これはこれでいいはず。
これだけ試合をおもしろくしてくれたボルトンには感謝。

スコア 1-0

<得点者> 
トットナム   ハドルストン    
~愛丸's MVP~
ゴメス(ここってところでのビッグセーブでチームを救った。今はスパーズに必要不可欠なGKに。ただ、ATに不用意なジャンプで鼠頚部を傷めたみたいで、果たして次節からどうなる)

R・マドリー-オサスナ

2010-05-04 21:32:57 | リーガエスパニョーラ
観戦日 5/4(火)       

愛丸’s チェック
バルサが前日に勝利し、ここは勝たなくてはならない一戦。
バルサがビジャレアルとのフエラ戦で、マドリーは、ここで、バルサが勝ち点を積み上げれなければなんて思ってたはず。
ライバルがどうであれ、2位のマドリーは勝ち続けるしかない。
今節の逆転はなくなったが、まだ望みが絶たれたわけではない。
逆転を信じて、勝利あるのみ。
オサスナはまだ残留を確定させたわけではなく、一戦、一戦が大事。
サンチャゴ・ベルナベウでのマドリー戦だし、簡単な試合にはならないが、ここは当たって砕けろの精神か。
守りに重点を置くのではなく、積極的な攻撃を見せないと、マドリーの思う壺に。
あの攻撃陣を相手にして、攻撃的にってのは難しいとは思うが、それをやらないと、勝ち点は取れない。

マドリーは、絶えずオサスナにリードを許す展開だったが、最後の最後になんとか逆転することができた。
こんな展開になるなんて、誰も予想してなかったはず。
相手がそう強力でないことから、マドリーは多少気が緩んでたのかもしれんが、優勝争いをしてるわけで、そんあこともないか。
ただ、守備での集中力の低下からの失点で、これは誉められたものじゃない。
アルビオルがしっかりバックパスをしてれば、あの先制点は生まれなかったし、2失点目も、もっと激しくアランダをマークしてれば、バドーチェに、あんな簡単に決められることはなかった。
こういう気の緩みは、今のバルサには見られない。
この失点で、エンパテにでも終わってれば、ここで、バルサの優勝は決まってたはず。
それが、マドリーは個の力で、なんとか、逆転してみせた。
1点を取られた後は、C・ロナウドがドリブルからのシュート。
エリア付近までドリブルでもってこられ、ここで、オサスナのディフェンスは激しくいくことができなかった。
それをさせなかったC・ロナウドがすごいってことか。
チームとして崩せなくても、こういった形で、今のマドリーは点が取れる。
ここから勢いに乗れず、また失点しても、その直後に今度はマルセロがなんとカベッサでエンパテに追いつくゴール。
この男がカベッサで決めたシーンがこれまであったかどうか。
中で、DF陣ふたりに挟まれながら、その間を割って入ってのカベッサ。
グラネロのクロスもどんぴしゃで、このゴールが脇役が取った得点。
これが前半の話、後半は、マドリーはなかなか逆転ゴールが奪えなかった。
その間にオサスナに決定機を与えるシーンもあったが、なんとか耐えに耐えて、終了間際にまたもC・ロナウドが決めてみせた。
グティのスルーに抜け出したイグアインのクロスに飛び込んでのゴール。
このままエンパテでもよかった試合で、エースが決めての勝ち点3。
第2次カペッロ時代にバルサを逆転し、優勝したときも、こういったもう終わりってところでの勝利が多かった気が・・・。
それもロッベンが普段は決めないカベッサで点を取ったりと、何か似かよったシーンがあった。
その頃に酷似してるような感じだが、バルサがその頃を違うと、あのときのようにはいかない。
とにかく、もうマドリーは勝ち続けるしかないわけで、残り3試合を全勝するだけ。
オサスナが、ここまでやれるとは思わなかった。
シーズンの中盤で、マドリーがだらっとしてる時期だったら、こういった展開もあったんだろうが、逆転優勝を狙ってるこの時期に、ここまでやるとは。
最初にあのアルビオルのミスをついたアランダのゴールがチームに勇気を与えたんだろう。
ここからアランダの動きが格段とよくなったし、マドリー相手に戦う気持ちを全面に押し出した。
2点に絡む活躍で、これで、また評価を上げた感が。
オサスナの注目選手、アスピリクエタの攻撃参加もなかなかよかった。
あの攻撃陣を相手に、もっと守備的にくるかと思われたが、自分の持ち味を発揮。
このプレーを見てれば、ビッグクラブが注目するのもわかる。
オサスナはまだ残留を決めておらず、いい試合を見せたが、敗戦したわけで、なんとか、早く残留を決めたいところ。
この戦いができれば、それは簡単だろうし、今シーズン、セグンダに降格することはないはず。

スコア 3-2

<得点者> 
R・マドリー   C・ロナウド×2、マルセロ
オサスナ     アランダ、バドーチェ    
~愛丸's MVP~
C・ロナウド(この男の個人技が今のマドリーの攻撃の要。DF陣のミスをこの男が救った。あれだけの大金を積んで獲得したことは間違いではなかった)