愛丸のサッカー観戦記

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ユナイテッド-ウエストハム

2007-05-15 10:46:21 | プレミアリーグ
観戦日 5/15(火)       
 
愛丸’s チェック        
ハマーズがやってくれた。
今シーズンのユナイテッド戦ダブルを達成。
これは30年ぶりだそうだ。
降格がかかった大事な試合も、ここ最近の好調さと、チャンピオン相手に臆さない強い力で戦った。
どの選手からも熱いものが伝わってきた。
この残留劇、やっぱりテベスに尽きる。
アルゼンチンが生んだ天才が、やっとプレミアの水に慣れ力の限りを発揮した。
ほんと、慣れればこれぐらいは簡単にやってのける選手。
テクニックは申し分ない。
前半のアディショナルタイムに取った先制ゴールは見事だった。
ザモラとのワンツーで抜け出し、浮いたボールをきっちりゴール。
簡単なものじゃなかった。
これが全てだった。
あとは気持ちが切れることなく、しっかり守った。
引きすぎず、ほぼ全員がゴール前に張り付くという醜いディフェンスではなかった。
ここがカービッシュリーのすごいところ。
ああいうディフェンスを教え込んで、ユナイテッドにプレッシャーをかけた。
この名監督が去ったチャールトンは降格。
なんだかんだ言っても、監督がものを言う。
カービッシュリーは就任1試合目がユナイテッドで最終戦もユナイテッド。
ここを2つ取れたのはでかい。
FAもマクラーレンじゃなくて、こっちを代表監督にしてれば、あんなことにはならなかったかも。
ハマーズは中盤の選手たちの気持ちの充実感もよかった。
ここもただただ守るだけでなく、行くとこはきっちり前へ。
ベナユンは効果的なキープも出来、さすがってとこを見せた。
ボア・モルテもフィニッシュに絡むシーンもちらほら。
センターのノーブル、レオ・コーカーも若さだけで突き進むわけではなく、しっかり考えてプレーできてる。
これで残留を決めたわけだが、チームへのペナルティが気になるところ。
これがうまく乗り切れれば、来シーズンは怖い存在になる。
ほんとに残留してくれてよかった。
ユナイテッドは優勝を決めて最初で最後のオールドトラッフォードでの試合。
スカッと勝って、試合後のセレモニーを迎えたかったはず。
ちょっと相手が悪かった。
あれだけのパフォーマンスで来られると、いくらチャンピオンでも苦しい。
後半途中に、ギグス、スコールズ、C・ロナウドと3枚替えで勝負に出たが、点は奪えなかった。
それなりにはやってたとは思うが、逆転してやるという熱い魂は伝わってこなかった。
それだけ難しかったんだろう。
チャンスはいくつもあったが、グリーンの牙城と魂を打ち砕けなかった。
この3人が入る前まではルーニーに輝きがあったが、ここからどうも。
後はお任せになったのか。
それか、ほんと最後のお披露目だったか。
シーズン最終戦のホームゲームで今シーズンの立役者たちをピッチに立たせんわけにはいかないだろう。
そういうのも含め、難しい試合になった。
ユナイテッドはこれで終わりじゃない。
FA杯のファイナルが待ってる。
新ウェンブリーのこけら落としの試合。
相手はチェルシー。
この試合で見れなかった、熱い魂を遺憾なく発揮してくれることを望む。

スコア 0-1
<得点者> 
ウエストハム   テベス
~愛丸's MVP~
ベナユン(ボールキープからのチャンスメイクもさることながら、CKからスミスのシュートをエリアギリギリでクリアしたシーンが全て。攻守に大活躍)