フランチャイズ開業&読書日記・・・どこまで行くの?

2010年7月からフランチャイズ店の営業開始。サラリーマンを辞めての再スタートになります。

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龍馬の黒幕 加治将一著

2009年06月29日 00時00分10秒 | 書評 歴史系
龍馬の暗殺の謎からはじまって、
幕末の英国の関与とくに、パークス、グラバー、アーネスト・サトウ
などの言動を通して、明治維新の闇を解き明かす内容の作品です。



龍馬が暗殺された事件については
未だに謎が多いので、
諸説入り乱れるところですが、
著者もまた興味深い説を唱えています。

ネタバレになるので、
龍馬暗殺の真犯人は、
本書を読んでみてください。
最後の方で明らかにされます。

その間、龍馬とは直接関係のない話ではないのかと
思うような、フリーメーソンの話であったり、
英国のスパイの話が出てきますが、
最後につながってきます。

意外だったのが、
神戸大学教授、蓮沼啓介先生の名前が出てきたところですね。
確かに蓮沼先生は、西周の研究家でもあるので、
西周関連では名前が出てくるのかも知れません。
本書では、先生の研究論文「パリのめぐりあい」(神戸法学雑誌)が
重要なキーポイントになったりしています。


でも、世界の陰謀の話には、必ずといっていいほど
関与していますね、フリーメーソン。(笑)
陰謀の話をする人は、フリーメーソンの話をするのも好きです。
でも、本当に組織的に一団体が歴史的な事件を裏から操作することが
できるのか疑問ですね、話としては面白いですが。


多くの人間の思惑が絡み合って
どうしようもない事態に推移していくから
大きな事件が起きるのであって、
特定の団体の特定の意思によって人為的に
事態がコントロールされているということは
少ないのではないかというのが僕の意見です。

仮にフリーメーソンという団体が、明治維新の日本に
関与していたとしても、それは大きなうねりの中の
一部分に関与していたということにすぎないのではないか、
明治維新の本質がそこにあるとは到底思えないのですけれども。

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