フランチャイズ開業&読書日記・・・どこまで行くの?

2010年7月からフランチャイズ店の営業開始。サラリーマンを辞めての再スタートになります。

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決断の経営(PHP文庫) 松下 幸之助著

2010年06月19日 00時22分30秒 | 書評  ビジネス系
本書は、松下幸之助の経営上の体験を具体的に取り上げ、
それを決断という観点から振り返り自身が解説したものです。

「先送りという決断」などという矛盾きわまりない言説で
お茶を濁すリーダーもいますが、混沌とした世の中では
行動しないリスク、決断しないリスクは年々高まっています。

本書では、「決断」の大切さも感じることができますが
もうひとつ。よく言われることですがビジネスには
「正解」が一つということはないということも実感できるでしょう。

たとえば、一線を引いた経営者が再度現場に復帰すること。
これをすることで、指示系統が混乱し権力の二重性を招いて
組織が瓦解したり、経営者が引き際を誤るといった例は
枚挙にいとまがありません。
だから基本的には経営者の引き際は潔さが大切とされ、
復帰などはするべきではないとされています。
本田技研の本田宗一郎・藤澤武夫やヤマト運輸の小倉昌男は
その代表例とされています。


しかし、有名な「熱海会談」で松下電器の代理店と
2日間にわたる激論を踏まえ、松下幸之助は
現状を非常事態と認識し、営業本部長代行として
現場復帰するのです。そして見事に業績を回復させます。
創業経営者が復帰して業績を回復させた代表例は
ユニクロの柳井正氏が有名です。

大切なのは、セオリーを知っておくことと
だからと言ってセオリーに縛られない柔軟な決断力、
状況を認識して、最後は責任をとる覚悟で事態にのぞむ姿勢
だと思うのですが、皆さんはどうのように思われるでしょうか?

そして、決断した以上成果を上げないと
決して評価はされないという厳しい世界にいる
という認識も忘れるべきではないのでしょうね。

決断の経営 (PHP文庫 マ 5-9)
松下 幸之助
PHP研究所

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