フランチャイズ開業&読書日記・・・どこまで行くの?

2010年7月からフランチャイズ店の営業開始。サラリーマンを辞めての再スタートになります。

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鳩山由紀夫という政治家の評価

2010年06月04日 02時26分44秒 | 政治ニュース
鳩山由紀夫という政治家の評価は
一筋縄ではいかないと僕は思っています。

確かに、政治生命を賭けた「普天間基地移設問題」で
まったく実行力を発揮できず、振り出しにもどった責任は重く
総理大臣の職を辞するというのもやむを得ないと思います。

この点について、普天間を辺野古に移設するという言葉を
全うすることが責任の取り方だと言った評論家もいました。
しかし、8か月前から公言してきた言葉を実行できなかった政治家が、
再び自らの言葉を実行するために責任を負えると考えるのは、
いささか甘すぎると言えるでしょう。
やはり、辞職するのが筋だったといえます。

とはいえ、これによって鳩山由紀夫の価値が下がった
とは言えないところがやや複雑なところです。

ひとつは、辞職の際に行ったスピーチが良かった点にあります。
このスピーチについては賛否両論があると思います。
しかし、鳩山由紀夫という人の人柄がよく出ていました。

8か月前、国民は鳩山由紀夫のこの誠実さに賭けた部分も
あったということを思い出しました。
8ヶ月間の間、その良さはあまり発揮されなかったけれども、
最後に行ったスピーチが結局はこの人の本質を表していたのだと
思いました。


日経新聞はかなり批判的に扱っています。
しかし、そもそも日経新聞は鳩山首相辞任の経緯に関して
正確な報道を行ってきたのでしょうか?
辞任前の鳩山・小沢の二つの会談内容については、
続投に意欲をみせる鳩山氏を小沢氏らが諦めさせるかのような
報道をしていました。
そして首相続投の意思が固い報道が連日なされていました。

しかし事実は全く逆で、先般鳩山氏自身の口から明らかにされたように、
鳩山氏は既に辞任の意思が固かったと言われています。

日経新聞は3日の朝刊でもまだ、自らの誤報を糊塗するかのように
1日で突然辞任の意思が固まったかのような報道を繰り返していました。

しかし、それは読者を明らかにミスリードしています。
論評に評価が入るのはやむを得ません。
しかし事実と評価を混同し、事実を歪曲して伝えるのは、
報道機関としてはあるまじき行為であると思います。


辞任に至るまでの一連の経緯は
鳩山氏が述べている内容の方が真実であったように思います。

そのように考えたとき、
鳩山由紀夫という特異な政治家の評価は
また違ったものになるのではないでしょうか?


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