驕れるものは久しからず。
平家物語には興味があって、
吉川英治の「新平家物語」や
宮尾登美子の「宮尾本平家物語」は読みたい
とは思っているのですが、
なかなか読破することができません。
そんな折、本屋で目についた本書。
吉村昭の平家物語 吉村昭著 講談社文庫
古典平家物語の現代語訳版。しかも吉村昭作
吉村昭氏は2006年79歳でお亡くなりになっています。
「桜田門外の変」は読んだことがあります。
中学時代に勉強した覚えのある
「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」で始まる
平家物語は、鎌倉時代に成立しており
平清盛は一貫して悪者扱いです。
近年では経済的な観点からの平清盛の功績が見直され
平清盛が主人公として描かれている小説は多くなってきています。
もっとも、本書は平家物語の現代語訳版なので
平家が滅んだ理由は首尾一貫して
「平清盛が、朝廷を恐れず万民をかえりみることなく、
思うように人を死罪にしたり流罪にしたりして
世をも人をもはばからぬふるまいをした罰にちがいない」
という思想が物語を貫いています。
原文に沿って現代語訳がなされていますが
それでも現代作家らしい物語の運びで
作者の判断で省くところは省かれており
読みやすい内容になっています。
古典平家物語ってこんなに面白かったんだと
目からウロコが落ちる一冊です。
↓いつも読んでいただいてありがとうございます。
↓あなたのポチが大変励みになっています。
平家物語には興味があって、
吉川英治の「新平家物語」や
宮尾登美子の「宮尾本平家物語」は読みたい
とは思っているのですが、
なかなか読破することができません。
そんな折、本屋で目についた本書。
吉村昭の平家物語 吉村昭著 講談社文庫
古典平家物語の現代語訳版。しかも吉村昭作
吉村昭氏は2006年79歳でお亡くなりになっています。
「桜田門外の変」は読んだことがあります。
中学時代に勉強した覚えのある
「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」で始まる
平家物語は、鎌倉時代に成立しており
平清盛は一貫して悪者扱いです。
近年では経済的な観点からの平清盛の功績が見直され
平清盛が主人公として描かれている小説は多くなってきています。
もっとも、本書は平家物語の現代語訳版なので
平家が滅んだ理由は首尾一貫して
「平清盛が、朝廷を恐れず万民をかえりみることなく、
思うように人を死罪にしたり流罪にしたりして
世をも人をもはばからぬふるまいをした罰にちがいない」
という思想が物語を貫いています。
原文に沿って現代語訳がなされていますが
それでも現代作家らしい物語の運びで
作者の判断で省くところは省かれており
読みやすい内容になっています。
古典平家物語ってこんなに面白かったんだと
目からウロコが落ちる一冊です。
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