大幅安の1日が終わりニューヨークも落ち着いてきました。東京は朝方昨日の下げの70%程度回復しましたが、後場はダレて引ける。落胆された方も居るとは思いますが、これは想定内。
東京は2日間で2000円近く下げたのだから、相当数の信用取引の追証が出たと考えられる。追証は信用取引で建てた玉の含み損を保証金から引いた額が信用取引の建て玉の20%を下回ると発生する。
例えば、1000万円分信用取引で買ったとすれば必要な保証金は300万円。買い建てた株が900万円になったとすれば、計算上の保証金は300ー100=200となり1000万円から見れば20%となる。これよりも値下がりすれば20%を下回り追証となる。そうすると、20%まで回復する分まで保証金を追加しなければならない。これが追証です。これを追証が発生した翌々日の正午までに入れる必要がある。又はその時間までに信用取引の建玉を減らして(売って)20%まで回復させる必要がある。
だから、昨日の大幅安の影響で出た追証は明日の昼までに解消しなければならない。→ということは、本日は昨日の敗戦処理が必要な方が相当数いたということだ。恐らくその影響が大きかったのでは無いかと想像します。
普通、追証が出たら保証金を追加して入れるより建て玉(ポジション)を減らす方が多いし、正解だったりする。
とすれば、遅くとも明日の昼には敗戦処理が終了するはずなので、本格的に回復軌道になるのは明日以降でしょう。今晩、ニューヨークが堅調なら(大幅安しなければ)相場は変わってくるはずです。
経済環境が悪いわけでは無いので、それほど続かないと考えています。Think Big!でいきましょう。