goo blog サービス終了のお知らせ 

テレキャス&ストラトの部屋

RolandのGT-001とzoomMS-50GでDAW制作を楽しんでいるよ

テレキャスターとストラトキャスターとレスポールの関係性?

2015年11月03日 | 日記
本日は秋晴れの良い天候なのだ


ブログのタイトルはそれっぽい

レスポールの魅力をより深く感じる為にはライバルの存在を意識する事が重要なのだ

ストラトやテレキャスはシングルピックアップと硬質なボディ材が織りなす

”エッジが効いた音・・”

が特徴なのだ



特に良質のテレキャスはストラトよりも音が尖がっているのだ

ヴィンテージ系のモデルに多い傾向でもある


アルダー材やアッシュ材の硬い音が苦手だという場合、

次にマホガニー材のレスポール系という選択肢が出てくるのだと思う




もちろん順番はどちらでも良いと思うが・・

個人的にはフェンダー系のギターから先に手にする事をお薦めしたい


フェンダー系のギターでロック的な音が作れるならばそれで良いと思う

カッティングやアルペジオなどその他の演奏に手を伸ばす事を考えると良い選択だとかんじられるはずなのだ


まぁ、レスポールで上記の演奏をする事も可能だが・・

それなりにコツが必要になってくる

それっぽい雰囲気を出すには音作りも大切になってくるのだ

ハム系で繊細な音を出すのは難しい



ピックアップも一長一短という事なのだ

特徴や特性を知る事で音作りの幅が広がる

自分が目指す方向性も定まってくる



個人的にはハム系のギターは二本目だと感じているのだ

スラッシュも最初の一本はストラトだったようだ



数年ほど使った後に自分が求める音ではない事に気付きレスポール系に持ち替えたようだ

それ以降はレスポール一筋という事なのだ


ギターを良く知らない人は


”高級ギター≒良い音・・・”

だと信じて疑わない


そもそも『良い音』とは何だろう?

言葉で説明するのは難しい


自分が良い音だと感じる音を他人が良いと感じる保証はない

音は感性なのだ


正直な話、ブラインドテストでギブソンとエピフォンを聴き分ける事は難しい

まぁ、デフォルトの状態では雲泥の差があるが・・・


もう一本ギターが買えるほどエピフォンに手を加えた場合、音の区別は出来ない

稀にエピフォンに後付けでギブソン純正のピックアップを積む人がいる

かなりギブソン的な音が出る


ギターの音の方向性はボディ材とピックアップの特性で決まる



アリアはマホガニーバック、メイプルトップ(極薄だが・・)、ピックアップは切り替え可能となっている

つまりボディ構成はレスポールに近い


ハムを使った音はかなりレスポール的なのだ

聴き分けは難しい


一方、シングルモードで使った場合、ストラトの音とは程遠い



先にも述べたようにストラトとは材がまったく違うのだ


よくある改造にストラトのリアをハム化する方法がある

80年代のメタル系のギタリストが好んだ改造なのだ

最近ではあまり見かけなくなった

この場合、ストラトよりは太い音が出るがレスポールのリアと同じ音ではない

まったく別物なのだ


どこまで言ってもストラトの匂いは消えない


”ボディ材、恐るべし・・・”

なのだ


意外に軽視される部分に『ネック』が挙げられる

実はネックはギターの音色にとって重要なパーツなのだ




演奏性ばかりが気になる人も多い

「僕は手が小さいから太いネックは無理・・」

「太いネックって速弾きに向かないでしょ?」

という意見が多い


間違ってはいないが・・・


演奏性を重視するか?

音色を最優先するか?


という話になってくる


私のレスポールは『極太』なのだ

私の年代にとっては何につけ極太は憧れなのだ



59年製のレスポールのネックは太さではピークと言われている

翌年の60年になると薄いシェイプが好まれるようになるという歴史がある



つまりは太いネックは概ね誰にとっても弾き難いのだ

ペイジ師匠がネックを薄く削っていたのはロック史において超有名な話なのだ


ネックの太さはそのまま音の太さになる

イコライザーなどで低音域を補正するような考えとは区別したい

生音が太いという表現が正しいだろうか?

音量も大きく、太いネックのギターはソリッドと箱モノの中間のような音量なのだ


さらにレスポールはボディの厚みも特徴なのだ




ストラトはレスポールのネガを埋めたギターだと言われている

人間の体にフィットするようにボディを削る事(コンター加工)でボディ容量が少なくなっている

それが良い意味での音の軽さや抜けに繋がっている


テレキャスは歴史的にはレスポールと同時期なのだ

ストラトの先代という位置づけなのだ

それ故にレスポール同様にボディに削りはない

しかしながら、先に述べたようにボディ材がまったく異なる

ストラトと兄弟という関係なのだ


ボディ材やネック構造はストラトに近いが・・

ボディ形状やボディ容量はレスポールに近いというギターなのだ


ペイジ師匠のようにテレキャスからレスポールへの転向は難しくない

意外にスムーズなのだ

若き日のジェフベックもオックスブラックの初期レスポールとテレキャスを交互に使っていた

オックスブラックはゴールドトップの塗装を剥がし塗り替えた個体なのだ

テレキャスも後期はピックアップをレスポール用に換装しボディを自らヤスリで削ったのだ


ペイジ師匠のネック削り、ベックの塗り替え&ボディ削り・・

他の人が行えが奇行となってしまうが・・・


ギター界の偉人たちが行えば『伝説のエピソード』になってしまう

ギターはテクだけではないオーラやカリスマ性・・これらも音になっているのだ

ギターが好き過ぎるが故の所業だといえるのだ


ギターに関心が無い人、音に拘りが無い人はデフォルトのまま使うと思う



着地点が不明なまま、好き勝手に書き綴ってしまったが・・・

今回の音源はレスポール好きな皆さんへの

”良い意味での挑戦状・・”

なのだ

レスポールでは出せない音をご紹介したい

この手のフレーズをレスポールで弾いても楽しくない


ストラトというか・・

硬質ボディのフェンダー系の18番的な音になる



以前にもお話したが・・


ギターはクリーン~クランチで最も音の特徴が現れる



ネックの太さは生音に影響を与える

指先に弦の鳴りが伝導するようなギターが良いギターなのだ

ちなみにストラトもUSA製は初心者向けのコピー品よりネックは太い

欧米サイズともいえるが・・

音を重視した結果だと私は受け止めているのだ

弾いていて気持ちが良い


今回の音源は読者の皆さんに馴染みがない『カントリー系』なのだ

ロック寄りのカントリーという感じのフレーズなのだ

もっと歪ませてレスポールで弾けばロックリフにも変化する

ギターのジャンルに境界線はない

好き嫌いを言わないで練習していただきたい

「俺って引き出し少ななぁ・・」

という方は自分に責任がある


特定のジャンルの音楽にか興味がない・・

好きなギタリストが決まっている・・・

興味ない音楽など聴く気もしない・・


こんな場合、自然発生的にジャズやカントリーのリックが降りてくる事はない

ギターの神様は見ておられる


努力と練習の成果は必ず現れるものなのだ

面白い事に成果が徐々に現れる事は少ない

昨日出来なかった事が今日出来るようになっている・・

これがギターの七不思議なのだ





最新の画像もっと見る