テレキャス&ストラトの部屋

RolandのGT-001とzoomMS-50GでDAW制作を楽しんでいるよ

最新ストラトの『音の違い』を聴き比べてみてね(^O^)/

2012年01月23日 | 日記
世に出回っているギターは二つに大別できると思う

『レスポールタイプ』と『ストラトタイプ』なのだ

私が所有しているアリアやアイバニーズのような『中間』もあるにはあるが・・



ボディの形状で区別する人もいるようだが・・

私はその音(ピックアップ)で区別しているのだ

ストラトを選ぶ人の選択肢は『シングルピックアップ』と『トレモロアーム付き』なのだ

ここがレスポールとの一番の違いだと思える


どちらが良いギターであるかは価値観と使用目的によって異なるといえる

少ない予算とお手軽さで『中間的存在』を選択するのも十分にありだと思う


実際にレスポールを弾いていれば、たまにはストラトの音が欲しくなったりもする

逆も然りなのだ・・


私もいろいろなジャンルの音楽制作にチャレンジしているのだが万能なアリアは重宝している

結局、数あるギターの中で一番使用頻度が高いのもそんな理由からなのだ


今回、購入したストラトには今までのストラトにはない『武器』が導入されたのだ

精度が高いアームは以前からライナップされていたが・・それではないのだ

シングルの音に加えて『ハムバッカー』の音が出せる仕様になったのだ

ストラトの特徴的なデザインである一連のノブを見てほしい



一番手前(弦に近い方)がボリュームノブだが・・

何と!真ん中がスイッチになっているのだ



指で押しこむとこんな感じになる



スイッチを押し込まない状態がOFFということになる

通常のストラトのように5段階のセレクターを切り替えてシングルを組み合わせるのだ


スイッチを押し込んだ状態がONなのだが・・

3個のシングルを並列に並べた『トリプルハムバッカー』

リアとセンターを組み合わせた『リアハムバッカー』

フロントとセンターを組み合わせた『フロントハムバッカー』

を擬似的に作り出すことができるのだ


つまり、ストラトでありながら、必要に応じてレスポールのようなサウンドメイクが可能になったのだ

いわゆる、『中間的ギター』に似ている機能をUSAフェンダーが導入したのだ


邪道ともいえるが・・・

これは革新的だと私は解釈している

スイッチをOFFにしている時の音はストラトそのものなのだ

これが中間的なギターと大きく異なる点なのだ


基本的にはストラトとして使用して、欲しい時にだけハムを用いるのが正しい使い方だと思う

実際に歪み系のエフェクトでいろいろと試してみたのだが・・・

レスポールのようなハムとは程遠い

しかしながら、結構『使える音』なのだ


ギター側のトーンやエフェクトのEQで音作りをすればカッコいい音が作れそうな予感がする

これらハムの音に加え、『コンデンサー接続』という特殊な音も2種類含まれているのだ

イメージ的にはギターでシタールや三味線のような感じのペチペチした音を作るモードなのだ


飛び道具的な使い方が面白いと思うのだ

私のように『面白い音』が好きなオヤジには有難い

楽器店で試奏の際に・・

「この音ってどんなシーンで使うんですかね?」

たまたま、他社の営業マンなども来店していたのだ

私の最新ギターを中心に大いに盛り上がった一日だった


サンプルの音源をアップしてみた

リア、リア+センター、センター、センター+フロント、フロントという順番に音を出してみた

それに加えて魔法のスイッチをONにして
トリプルハム、センター+リアのハム、センター+フロントのハム

計8個の音を出してみた


分かり易いようにボリューム&トーンはフルテンにしている

実際には先にも述べたように臨機応変に音作りをするつもりなのだ




注目していただきたい部分がある

音と音との間の『無音部分』なのだ


シングルピックアップも新開発の『ノイズレスシングル』を搭載しているのだ

「シングルの音は好きだけど・・ノイズがねぇ~」という声も多いようだ

楽器店の別のお兄さんなどはノイズが嫌でレスポール派に転向してしまったらしい


ノイズレスシングルも賛否両論あるようだ

「こんなのシングルの音じゃないよ・・」

という声が多いのも事実なのだ


実際にUSのヴィンテージストラトを所有する楽器店のお兄さんなどはシングルの音として認めていないのだ

ある意味では少々頭が固いような気もするが・・・

楽器を知り過ぎている故なのだと思える


本物のストラトの音に馴染みがない私にとってはノープロブレムなのだ

むしろ、録音という目的が明確なだけにノイズレスは有難いと思う


実際に音を出した感じではアリアのシングルとの明確な音の違いを確認できた

ちなみにアリアのシングルの音もアップしようと思ったのだが・・・

私のちょっとした手違いで音源ファイルを消失してしまったのだ

すでに何曲かアリアのシングルで曲を作っているので常連読者の方は分かると思う


ここで、アリアとストラトの音作りのコンセプトと仕組みの違いを整理したい

アリアは基本的にダンカン製のハムを搭載しているギターなのだ

対するストラトはシングルを三基搭載しているギターだという事なのだ


アリアでシングルの音を作る時はハムの片方のコイルをだけを擬似的シングルとして使っている



以前にも紹介したがブリッジ右側の小さなスイッチがタップスイッチなのだ

これを切り替えることでハム、シングル×1、シングル×2という三段階に音が変化するのだ


この手のスイッチを搭載しているギターもいくつかあるが音の違いが不明瞭なモデルも多々ある

以前に所有していたBC.Richがそんな感じだった


シングルというよりはパワー感がないハムという感じの音になってしまった

ハムの音が良いので許せたが・・微妙な感じだった

結局、シングルの音を使わなくなってしまったのだ


アリアに関しては音の違いを簡単に確認できるのだ

積極的に音作りをしたいと感じさせる仕様になっているのだ

この手の改造をする人も多いが素人作業だけにノイズ処理が甘いことが多いのだ

しかも、不器用な人の場合には加工した部分が汚い事も多い


その点、メーカーの純正仕様の出来は素晴らしい!

音もさることながら、ルックス的にも申し分ないといえる



ストラトのサウンドメイクだが・・・

アリアとは逆にシングルを擬似的に組み合わせて作るハムだという点が重要なのだ


どちらでも結果は同じように感じる人もいると思うが・・

実は実際に音を出してみると明らかに違うのだ


どちらの音が良い悪いというのではない

明確な音の違いが確認できるという点に注目しているのだ


今後の作曲に新たな楽しみが加わったという感じなのだ



話は戻るが・・

ノイズレスピックアップはもはや普通に認知されているといっても過言ではない

三大ギタリストであるクラプトンもジェフベックもノイズレスの愛用者なのだ

「やっぱりクラプトンのコピーにはUSのストラトでしょ?」

などと言っても本家はすでにノイズレスを使用している現実があるのだ


ジェフベックも同様なのだ

革新的な音楽を目指すベックの場合にはクラプトン以上に快適仕様を取り入れるのがお好きなようだ

二点支持のトレモロアーム、ノイズレスピックアップ、仕様によってはロックペグなど・・・


見た目はストラトだが・・古典的ストラトでは表現できない極みに達しているのだ


ヴィンテージのシングルに拘る必要がない理由がご理解いただけただろうか?

音楽制作の環境が快適ならば、ギターも快適であるべきなのだ


cubaseでクリアな音を作ってもノイズまみれのストラトが台無しにしてしまうのは困るのだ

まぁ、休符のないようなロック的な曲ならば、どちらでも一緒のような感じもしなくもないが・・



昨日はトレモロアームの調整について語った

チューニングの安定感に大きく貢献しているパーツに『ロックペグ』が挙げられる




今回、初めてロック式のペグを使ってみたのだが・・

私の感想としては完璧ではないという感じなのだ


チューニングが安定しない原因にはいくつかの理由がある

その一つに弦の伸び縮みがある

ペグのポストに巻きつけた弦が安定しないことが原因なのだ


それならばという事で・・

”弦の巻きつけを最小限に抑えよう!”というコンセプトでロックペグが生まれたのだ

ロック式のナット(アイバニーズのような感じ)のギターと勘違いしている人も多いようだ

あちらは完全に弦の動きを固定してしまうのだ


一方のロックペグは弦をロックした後でも普通のペグのように回すことができるのだ


上手く説明できないが・・

興味ある人はネットで検索していただきたい


ロックペグを導入したからといってチューニングが狂わないわけではない

いわゆる調整を怠れば簡単に音程が狂ってしまうのだ


実際にネットのQ&Aなどでもロックペグを導入した後の音程狂いの相談が多いのだ


アリアのペグは普通の巻きつけペグだが問題ない

過去にいろいろと報告したが・・最良の弦の巻きつけ回数で乗り切っているのだ

要約するならば、弦が滑らない最小限の巻き数という事になる


アームがないギターも同様の考え方で良いと思う

「ロック式のペグって必要ないの?」

というご意見をお持ちの人もいると思う


実はこれが最高なのだ(^◇^)

弦交換が劇的に楽になったのだ


ペグの穴に弦を通して引っ張って先端の余った部分をカットするだけなのだ

そのまま、裏側のネジを締めて、通常のチューニングのようにペグを回すだけなのだ

すでに強めに弦を張っているので半周くらいで音程が合ってしまうのだ


むしろ、ロック式ペグの使用の最大のコツは弦を弛ませない事なのだ

ツルツルのプレーン弦は少々多めに巻くのが良いという人もいる

今回の弦交換ではお約束の方法で巻きつけてみたが今後は微調整していきたいと思う

巻き数にも個体差があると思うのだ


自分のストラトの最良のセッティングを見つけるのも楽しみだと思う


音程は甘いが・・とりあえず『和音』が鳴るようになったので簡単な試作曲を作ってみた

まだ、激しいアームやチョーキングは控えている

私自身もストラトのネックやボディに慣れていないのだ

速弾きなどできるレベルでもない


徐々に慣れていければいいなぁ・・と思っているのだ


使用アンプはマーシャルのクランチ系なのだ

ベースはBR-80のベースシュミレーションを使ってみた

ストラトのピックアップはリアのシングルのみを使用している

トーンはフルテンなのだ



音の抜けが良いように感じられる

まったくのアドリブ一発録りなのでミスはご了承いただきたい





ブログが重くなってきたので・・今回はこの辺で

まだまだ、語りたいことがあるのでお好きな方は遊びにきていただきたいと思う

音が安定してきたら、本格的な楽曲の制作に入りたいと思う








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