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たそがれ時のつれづれに

人生のたそがれ時を迎えて折々の記を・・思うままに

断酒について

2013年04月01日 | 日記

断酒の話をしました。このブログの読者のあなたは、こんな元アル中のお爺のブログなんてと、さげすみながら読んでいませんか。それを偏見といいます。
物事の見方、考え方(認知)を白か黒かでしか、考えられないクセのようなものが、あなたにもありませんか。両面からみることができないのです。
そもそもアルコール依存とアルコ-ル中毒とは、この両者は医学的には全く別物です。
「中毒」とは飲酒の結果として起こる好ましからざる影響のことをいいます。中でも急性アルコール中毒は、酔い(一種の意識障害)のことで、長期大量飲酒で肝障害や高血圧などを引き起こすことを慢性アルコール中毒といいます。依存は飲む癖のことです。両者を区別してくださいね。

折から新学期です。新入生の歓迎コンパに命を落とす若者が後を絶ちません。一気飲みを馬鹿な先輩がはやしたて命を落とすのです。あなたの息子や孫に該当者がいたら、言っておいて下さい、「お酒はハタチ前は飲まない、ほどほどのお付き合いで」と。それで事故が無かったらこのブログの功徳になります。

依存症から抜け出すためには、断酒しかありません。節酒や一定期間の禁酒はできない病気なのです。ひとりでは断酒は大変難しい。仲間のグループ、AA(アルコホリクス・アノニマス:匿名で活動する自助団体)、断酒会(実名で活動する自助団体)に加入し、皆のちからをもらい、励まし合いながら断酒継続していくのです。
アル症は自分は病気ではないと思っている「否認の病」、自分を病気と認める、こころから認める、酒の奴隷になっている、万能薬となっている、これを認めて断酒するのです。
そして、AAや断酒会員たちは単なる断酒とソーバー(しらふで生きる)の違いを見分けているのです。
a very sober boy はとてもまじめな少年、sober 1、酔っていない、しらふで 2、まじめな、重々しい、謹厳、3、冷静な、穏健な、4、落ち着いた、地味な という意味です。Sobriety (ソーバラエティー)アルコールや仕事中毒に酔った生活から離れて、心の平安を維持することをいいます。
断酒会などに参加してみると、この人がかって病気だったの、と思われるような人 断酒人を見ることは珍しくありません。 断酒会活動に、ボランティアに輝く人、治療を受け自らを「こころの病人」と認め、断酒継続に成功して、人格が一般人より一段と向上したのです。
 

過日、ガン腫瘍マーカーの血液検査の結果が出ました。腫瘍マーカーも肝機能も上等でした。
GOT 基準値8~38 検査結果 19
GPT 基準値4~43 検査結果 10 文句あっかといったところです。

やや貧血気味と診断されました。食事がおそまつ君だからでしょう。
えっ!全く今でも飲んでいないの。少し落第性です。大腸手術後の後遺症で便秘します。希に下剤代わりに缶ビール1本を下剤代わりに飲むとか、同窓会、法事など行事の際に少し飲酒は無いとは言いません。軽症だったから許される範囲と自己判断・制御できています。
もう人様に迷惑をかける飲酒はないでしょう。でも元断酒会員としては落第生のハンコを押されることは間違いありません。