河瀬ビジネスサロン ライフワークを育てよう!

コーディネイター河瀬謙一@SOHO CITY みたかからの発信。
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実行へのヒント-303

2009年04月11日 | Weblog
2009年4月からのSOHO仕事術-5

着眼大局、着手小局は昔からよく言われる。
そもそも実行は小局が原則である。

この小さなエリアを深く掘り起こしていくというのはまさに商人の
知恵だった。
ところが、サラーマンばっかりになって成長期が続いたから、日本中
がその知恵を忘れてしまった(近代経営の理論かぶれ)。

一方で、小局に取り残された商店は既に”あきない”に飽きている。
そこでサラリーマン集団のチェーンに押されて消店化した、というのが
日本全国の商店事情である。

ところがSOHO事業者というのがどこからか現われて、小さな市場
を新しい道具で掘り出したら、なんだか利益が出てきたらしい。
利益が出るとは顧客がこれを歓迎している証拠だから、この流れ
は当分尽きることがなさそうである。

大企業は表面の皮をごっそりかっさらっていくが深堀りはできない。
そもそも組織とその運営目標がそう設定されていない。
(上司は立場上立派なことを言うが、本心では無理だと思っている)

ごっそりやろうとする限り、深堀りはできないものなのだ。
しかしマスコミのネタには使えるので、飽きもせずずっと続けていた
ら、今度は読者に見抜かれて新聞、雑誌が売れなくなってきた。

一方でWeb技術を活用する小規模事業者に大きなチャンスが生まれ、
今もその可能性はどんどん広がるばかりである。
小さなBOXショップとWebショップとを抱き合わせて売り上げを伸ばす
ところもある。
彼らはあの手この手でお客様と直接深い話をしている。

さて、言いたいのは物事の本質は何かということ。
商売なら人を喜ばせるのがその本質である。

昔の村に例えると、
・村では手に入らないもの
・村人たちにとって珍しいもの
が商人の手によって運ばれ、村人は喜んでこれを手に入れた。

ここに商人の存在価値あり、と説いたのが江戸中期の学者、石田梅岩
である。

ともかく本質と付属物を見分けることだ。
もし本質を観るならば、今はチャンスだらけ。
それも思ったよりずっと豊富にある。
何故なら、昔よりずっと豊かな社会が実現したからである。
金融ショックで不況が来て、それが長くても昔と比べればずっと豊か。

一方でどこまで深く掘れるかは、やってみればわかる。
やってみなければ、永遠にわからない。

それがチャンスというものの”本質”である。
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