クールジャパン★Cool Japan

今、日本のポップカルチャーが世界でどのように受け入られ影響を広げているのか。WEB等で探ってその最新情報を紹介。

日本の長所03:長所を自覚する大切さ

2010年04月11日 | 日本の長所
国ではなく個人で言っても、あまりに自信過剰すぎても、逆に自己評価が低すぎても、いろいろと問題が出てくる。この点は、国家という大きな枠組みについても同じではないだろうか。個人でも国家でも、できるだけ実際に近い自己評価ができていることにこしたことはない。

その点、前回(日本の長所02)見たような調査の数字から判断しても、日本人の自国に対する自己評価は、あまりにも低すぎるようだ。

今日、手元に届いた櫻井孝昌の『日本はアニメで再興する クルマと家電が外貨を稼ぐ時代は終わった (アスキー新書 146)』は、たいへん興味深く、先ほど読み終わったばかりだ。近々レビューを書くつもりだが、今日のテーマに関係して心から共感する文章に出会ったので、ここに紹介したい。

「世界の若者が、アニメやマンガ、ファッションを通して、日本に抱いてくれている印象は、『敬意』という言葉がもっとも近いと私は考えている。
 われわれには当たり前のように目の前にあるアニメやマンガやファッションと、世界の若者たちは、オリジナリティーに溢れ世界のどこからも生まれてこないものと見ている。
 まず日本人自身が自分の周りにある壁を崩し、世界から日本がどう見られているかを知ったときにこそ、よりよい世界にしていくために自分たちができることも、出口のない不況に悩み続ける年月に終止符を打つために何をなすべきかも、見えてくると思うのだ。」

 世界に好影響を与える国として日本への評価が高い、ひとつの大きな理由に、アニメ・マンガが世界に広がり、それらを通して日本という国がイメージされていることがあるのは確かだろう。もちろん優れた工業製品から得る印象というものあるであろう。それらが一体となって日本の好印象を生み出している。

 しかしもうひとつ忘れてならないのは、実際に日本人に接したり、来日したりした外国人が、現実の日本から受ける日本の印象だ。(続く)

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