年の瀬 何かと気忙しいとは 思いますが
麻の栽培技術継承プロジェクト 其の伍
麻引き作業 を紹介します。
麻引き作業は難しいので、白澤さんのお宅で
2回練習会を開いていただきました。
もっとも難しく、経験のいる工程らしいです。
麻を引くまでの工程について、説明します。
麻の丈を揃える。
乾燥した麻を、押し切りで、麻の長さを揃えカットする。
6尺5寸(1m95cm)
床まわし:舟に水を張り、麻の束を水につけ2,3周まわす。
この作業を1日朝夕2回・麻ひきが始まると毎日行う。
麻を寝かせる:水まわしした麻は、床に寝込ませ発行させます。
床まわしの仕方は、
第1日目の朝に4束水まわしをして、こもや麻袋をかけて寝かせます。
その日の夕方、朝入れた4束の下に新たに水まわしした麻を4束入れます。
これを2・3日と繰り返していきます。
入れた段を区別するために、段ごとにヒモを置いて目印にします。
麻はぎ作業:発酵した麻の表皮をむく。
3本くらいを合わせ、根元を10cm(上下に2回)折ってはいでいく。
はいだ麻は、逆のの字に重ねる。
麻の外側が下になるようにする。
丸くならないようにするとひきやすいとか。
機械にかけ、麻の表皮の汚れやごみを取ってまっすぐにします。
麻を持つ手とペダルを踏む足のタイミングがなれるまでムズカシイ
麻引きのポイント
はいだ麻は、茎の外側が下だったので、ひく際は、裏側に返す。
皮の外側を機械にかけるので まちがえないようにします。
(その前に水で軽くすすぐ)
麻引き作業が だんだんと わかってきましたね。
次回は、其の六 最終回 まとめ です。
が、年明けになります。
お楽しみに & よいお年を
お迎えください