ブリティッシュ・グリーンといえば、往年のファンであれば1960年代の葉巻型のクラシックロータスF1、現代なら弱小ながらケータハムチームのメタリック掛かった緑を思い浮かべるところですが、当該車両はノーズにドイツの雄、メルセデスのスリーポインテッド・スターを頂く不可思議な取り合わせ。
オープンの軽快なボディに、このボリウムなら恐らくV12か18の5リッターエンジンを搭載しているであろうと思わせる巨大なボンネット。
いったいどんなモンスターマシンかと思いきや、楡木開運町の花壇専用散水車だそうで、もともと農家で使っていた農薬散布用の機械を再利用して、動噴部をなくし、自然に散水できるようにしたのだということ。大きなボンネットは水タンクなんですね。
花壇まで自走できるので、自治会の皆さんは、重たい水運びから開放され、この夏の日照りをのりこえるのに大変重宝したということです。