ブログ人 話の広場

日頃の生活のなかで見つけたことなどを写真もそえて

ビアガーデンの準備

2009-07-16 21:14:38 | 日記・エッセイ・コラム

 本来ならもう暑い季節を迎えているはずの札幌はまるで本州の梅雨の季節をもらったような曇天がつづき、傘を手放せません。しかも温度がグーンと低くなってこのまま秋に向かうのでは、と思わせるほどです。これも環境異変かと思うと、農業を営むかたがたのことが気になります。

 にもかかわらず、札幌大通公園は恒例のビアガーデンの準備が始まっており、仮設の施設ががどんどん立っていきます。そのうちに好天気に恵まれ、ラッキーなビアガーデンが開かれ、満席のテーブルから乾杯の気勢が上がるのでしょう。やっぱりなんでも元気なほうがよいに決まっています。それでなくても湿っぽい政治の世界、政策よより自席の確保に奔走する候補者たち。このときばかりはばったのように頭を下げ、ひたすらお願いの嬌声にうんざりです。

 どうやらビアガーデンではそんな話題は飛び込むほどの関心はないでしょうし、日ごろの会社の憂さ晴らしでもしてつかの間のストレスを解消するのでしょう。それもまたよし。鬱積したこころのもやもやを解消するいい機会です。盛り上がってほしいビアガーデン、もうすぐです。

優しいタイガー


手作りの街歩きの本

2009-07-15 18:30:35 | 日記・エッセイ・コラム

 いつも何かと心にかけてくださるスケッチ友人のHさんから、期待していた本をいただきました。今度の本は「札幌ぷらっと散歩・歴史の道を歩く」という本です。著作者はHさんの弟さんです。丁寧に資料をベースにしながら、自ら公共機関を使って歩いて肌で先達の香りを偲びながらコンパクトにかかれています。写真や地図など豊富にちりばめられて、まさに手にとって読める手ごろな本そのものです。

 そこにお兄様であるHさんが見事にマッチした絵をカット風に描き添えてあるところがなんともいえないそよ風のような優しさです。改めて見知らぬところの多い箇所やちょっとスケッチの対象になりそうなところが多々ありました。そのうちに僕も現地に行ってスケッチをしてこようかと思っています。

 著者は以前にも手軽な食べ歩きの箇所を選んで書かれた本がありますが、たちまちなくなってしまうほどの人気本です。札幌に居を構える人にとっては大いに参考になるのではないでしょうか。人にはいろんな才能が潜んでおり、ぼくにはとても手に負えないと思うものもあれば、これなら僕もかけそうだ、と思わせるものとありますが、いただいた本はいかにも軽快に「ぷらっと散歩・・・」というタイトルですが、そうは簡単に書ける代物ではないと感じました。読んで楽しく、自分も一度足を運んでみようかなと思う貴重なお楽しみの本です。

 仲のよいご兄弟がコンビで製作された貴重な札幌の観光本を札幌市の観光関係者も大事にしてほしいと思いますね。もっともご両人は市の職員でしたが、退職されてからまったく新しい歩みによってエージングに向かおうとされている方のようです。

 もしかして皆さんには手に入らないかもしれませんね。

やさしいタイガー

 


アンチ・エージングからウイズ・エージングへ

2009-07-14 10:26:48 | 日記・エッセイ・コラム

 昨日の夜、有志で創設した人の絆を創る「まるの会」の懇親会がJR札幌駅ステラプレイスの「和」開かれ、1,2名の欠席はあったものの、みんな待ちに待ったといった表情で集まりました。何はともあれ乾杯!ということでのどを潤したあとは2時間途切れることなく談笑に花が咲きました。50代から70代までむくつけき男性ばかりでしたが、よくしゃべりました。

 話題は転々、酔った勢いもあったのか、口は滑らかですが、記憶はかなたに消えうせ、自分が何を話したかも忘れるほどですから、他人様の話が耳に残るということも限界を超えてしまいました。それにしても60代でももう勇退した方はこんな時間を大事にして二度と働く気はないと宣言めく人もあれば、60代で引っ込むのはもったいない。もう一花咲かせたいと意欲的な人もいます。

 いまでは年を重ねていっても元気な人たちは「アンチ・エージング」の生き方を求め、いろんな活動に積極的にかかわる人もどんどん増えています。その一方で素直に今の自分のありようを素直に受け入れて流れに身を任せるような生き方を「よし」とされる方もいます。これを「ウイズ・エージング」と解釈しているようです。不思議なものである年齢を超えると、何かが働いて全体に減速のブレーキがかかるような気がしてならないのです。

 僕は最近、あせることもなく、何かを貪欲に追い求めることもなく、いろんな人に寄り添うように生きていくことがとても楽しく感じています。それが人生の熟成期か晩年期かはわかりません。長い間会社人間として貢献してきたと思っていたことが、本当はなんだったのか、と反芻することも多々あるでしょう。何かに拘束されず、やっと自分を取り戻せたと気づいたときから、ウイズ・エージングが始まっているのかもしれないなあ、とまるの会の快活な表情のメンバーを見ていてそう感じ、一層実りの多い会に見えてきました。

やさしいタイガー


東北・北海道の青少年のフォーラムに

2009-07-13 00:04:20 | 日記・エッセイ・コラム

 ソロプチミストという職業婦人の国際ボランティア集団のお招きで、今月末から8月3日まで福島県岩瀬郡にあるブリティッシュ・ヒルズという擬似国際体験のできる施設で開かれる「国際ソロプチミスト・アメリカ日本北リジョン第12回北リジョン・ユースフォーラム」にコーディネーターという役割で参加してまいります。目下そのプログラム作りに頭を悩ませてはいますが。

 僕は不思議にこのフォーラムにずっとお声をかけていただき、1回だけ不参加であとはずっとコーディネーターとして参加させていただいてきました。2年に1回開かれるだけにもう10年を超えています。とても嬉しいことです。溌剌とした若者と同じステージに立つという気構えはありますが、この爺やが果たしてお役に立てるのか、不安を抱きつつも、よし!という思いで準備をしております。一つのテーマをおよそ100名の人々と共有できるこんな恵まれたチャンスはそう舞い込んできません。

 若者たちは、この10年、今の環境の問題や命の尊厳や死、生きることや死ぬことの意味を真剣に考えあってきたのです。国は生徒の学力は落ちたとあわてていますが、人間にとってもっとも大切なことを、一ボランティア団体の手によって育まれてきた貢献は尊いものがあります。「美しい地球を守ろう」という今回のテーマも未来の子どもたちに考えてもらいたいという大人たちの遺言でもあります。

 子どもたちのためにソロプチミストの皆様がみんなで資金を出しあって生徒や先生を招いてユースフォーラムを行う意義は計り知れないほど深い絆があるように見えます。僕は一緒に参加者の一人として世代を超えて対話ができる喜びと学びを楽しみにしています。ソロプチミストの皆様が青少年にかける深い愛によって育もうとする姿勢に大いに賛同し、小さな業でしょうが、多少なりともお役に立てると信じて行ってまいります。

やさしいタイガー