いっこうに収まりそうもない政党の共同代表の発言は、今や世界から軽蔑の目で見られているようで、情けないというか、恥ずかしいという思いを強くします。しかも批判を受けると、この人物は、まるで居直るようにマスコミを批判したり、発言をしたことを誤解している、と相手を罵倒している姿は、実に見苦しいものです。
しかも彼の発言だけでなく、同じ党の議員がとんでもない発言をしたことで、どうやら除籍されるらしいというニュースを知りました。この党は天下国家を論じる政党にふさわしいのか、良識的な支援者は苦々しく思っているかもしれません。
どうしてこんなに連鎖的に失言をするのでしょうか。発言は波紋を呼び、批判を受けることくらいはわかっているはずなのに、どうして無節操な姿をさらすのか、ぼくは理解できません。世界の目がこの姿を日本の本当の現状だと思われると恥ずかしいと思ってしまいます。
日本の政治関係者は、もっとしっかり人格を磨き、冷静で視野を広げて考え、格調のある人物になってほしいものです。かてて加えて、こうした発言を批判する女性議員や反対論を展開しようとする議員たちは、振り上げた手がいかに非力か、これも問題です。撤回や謝罪を求める程度の発言に何の効果があるのか、空しい姿勢です。
フロアにいる僕たちは、この現実をどう受け止めたらよいのか、困惑してしまいます。記事にするジャーナリストの筆は大変でしょうが、発言者の背景まで斟酌して書くのはよいことではないでしょうし、問題提起をすることが精いっぱいの抵抗でしょうか。
僕たちはもうこんな人々に政治を任せようと思うこと自体が間違っているのかもしれません。けれども権力を握るということが、いかに人間を堕落させていくのか、気づかされます。
選挙という窓口しか持たない僕たちの選別方法は、よくよく熟考したいものです。どうしたら人格高潔な人物を探し出すか、大きな宿題ですね。ちょっとつぶやきです。
やさしいタイガー
富裕層に支持のある自民の圧倒的なのに比べ、庶民の党は見当たらなくなっています。
共産、社民は大衆党の体をなしてない現状で、死に票を出さないために、いったいどこを支持したらいいのか、といえば、民主と維新とみんなの党しかないわけで、これは有権者は大変です。