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往生際はむずかしい?

2011-02-13 10:03:36 | 日記・エッセイ・コラム

 開いた口がふさがらない、とはこの事を言うのかもしれませんね。もう政治に対する関心度がどんどん下がる今、たった一人の人間の言動が政治の世界をこんなに質を下げ、失望を与えるのかと思うと、ついぞ情けなくなります。

 周囲もなぜそんなにびくびくしているのか。皆がやましいからだと思わざるを得ない現実が横たわっているからではないでしょうか。みんな「金と政治」に関係しているのです。決めていくことは勇気を持って決めて実行し、そこから発生した新しい問題が出たら、また勇断を持って進むという誠実な姿勢がないから、真っ直ぐ歩めないのだろうと国民は思っているでしょう。

 そんな人でも防御したり、恫喝したりしながら、同じ党内で勢力を持って護ろうとする。分列してもよいのではないか、と思いますね。すっきりして進んでこそ、「王道」なのだと思うのですが、どうもこのていたらくな状態はこの先も続くでしょう。目に余るような気がしてなりません。もちろん後遺症や保身など自己本位の考えがあるからでしょうが、とにかくやって見る。その結果によってまた堂々と次の行動をとる。それが大事。

 往生際が悪い、と思う人も多いはず。犯罪の臭いを周囲に漂わせながら、堂々と詭弁を弄する人物が政治の真ん中にいて、周囲も人ごとのように見ている。実に情けない議員ばかり。こんな人たちに政治を委ねなければならないわが国も悲しいことです。金と政治はつきもの。

 北海道は今新幹線の延伸を強く望んでいる。誰が望んでいるのでしょう。何十億円とかかる費用にはすでに汚職をしてでもわが社にと狙っている企業もあるだろうし、議員は俺の手で、と手ぐすね引いているでしょう。経済的効果だけを狙う政策はどうもいただけません。北海道を心豊かな地域にしていけるのでしょうか。次の世代に委ねられることの多い中で、「なんらやましいことはしていません」と自己弁護する姿に、哀れな末路の姿が浮かんできます。

 それほど往生際は難しいのでしょう。

やさしいタイガー


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