ブログ人 話の広場

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30年ぶりの遠友からの便り

2013-07-08 17:26:22 | 日記・エッセイ・コラム

 何事もそうだと思いますが、人との関係を高めようとするならば、自分から進んで相手の懐に入ることが重要だと、気づかされたことが最近相次い日本アルプスを背景にで起こりました。

 この2,3日遠方に住む旧友から、手紙とメールをいただき、びっくりしてしまいました。一人は熊本県に、他の人は福岡県に住んでいて、今も元気に人生を楽しんでおられる様子を知りました。

 また長野県に住む遠友は、白馬村に山荘を立て、夫とともに経営をしていて、今年でもう30年になるとの知らせでした。

 先の九州に住む友は、かれこれ30年前、ぼくが福岡に勤務していた時代に、一般公開のダンス講習会を開いた時からの出会いです。指導する先生のアシスタントとして参加してくれたメンバーたちです。

 もう初期高齢者の仲間入りしているのですが、今でもダンスを楽しんでいるようで、 過日OB会をしたとの連絡をもらいました。そんな中に僕を思い出し、電話をしてくれたということです。すでに床に就いていたので、会話をすることはできませんでしたが、思い出してくれるだけでもありがたいことです。

 もう一人の長野県の女性は、さらに遡ること5年、ぼくが働いていた神戸の職場の後輩です。しゃきしゃきとして快活な女性でしたが、結婚してパートナーと白馬村に行き、苦労しつつ山荘を開き、30年を迎えたという書簡です。

 メールで祝福のメッセージを送りました。さぞかし苦労されたでしょうが、日本アルプスを背景に、春に、夏に、そして冬に年中楽しみにしている多くの来訪者を迎えて変化ある日常のようです。

 なんでもないニュースですが、僕にとっては、だんだんと周囲の人々のことが気になる年齢になって、今となっては再会は難しいものの、想い出の絆があると思うと、感謝の思いであふれます。

 時々、自分に負けてしまいそうなわが身を叱咤するには、もう顔も忘れがちなかつての仲間との交信こそ、元気をつけてもらえそうな気がしてくるのです。暑い夏のひと時、心には爽やかな風が吹いているような思いをしました。

 これも若かりし頃、進んで周囲の人々の中に溶け込んでいこうという姿勢の効果なのかなと自賛しています。今もその気持ちを忘れないで、と言い聞かせたい思いです。

やさしいタイガー