ブログ人 話の広場

日頃の生活のなかで見つけたことなどを写真もそえて

ついに来たか、終焉の時

2011-08-11 09:17:51 | 日記・エッセイ・コラム

 これほど集中砲火を浴びながら、意地とも思える踏ん張りで取り組んできた菅首相が、今度ははっきり「目途」をつけたようです。さぞかし孤独感を噛み締めつつ歩んできたことでしょう。

 日本社会は、かつてないほどの混迷を抱え、強いリーダーシップを求められているにもかかわらず、永田町の住民は人びとの苦難も受け止めようという謙虚な姿勢が見えず、駆け引きや非難ばかりで、ぼく達は呆れ果てているのです。

 政治への関心も低下し、新聞も見たくもない、という感情が先に立ちます。ようやくというか、ついにというか、菅さんが表舞台から去るときが来たとのニュースに特段の驚きも感慨もありませんが、この機会にKYの鳩山さん、相変わらず古い派閥体質を持つ小沢さんも一線から退いたほうがいいのでは、と感じます。

 野党のことは論外です。

 今日、ぼくのところに被災地から、依然として患難と向き合う生活を余儀なくされている。瓦礫の山も放置したまま、生活の再建の目途が立たず、とSOSのメールをいただきました。被災した方が何を望んでいるのか、しっかり受け止める体制がどこにもないとすれば、生きる望みさえ失いかねません。

 こうした苦難に耐える人びとに永田町は逼迫感がないとしか見えません。菅さんが退いたから、とバンザイと叫ぶ人が多いのかもしれませんが、そんなことで一喜一憂する輩には舞台から退いて、頭を冷やしてもらった方がよさそうです。

 権力を持つ妙味に関心が深く、本当に日々生活に喘ぐ人びとのために目線をあわせることのできる人物に登場して欲しいと願いますね。

やさしいタイガー