ブログ人 話の広場

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球児の選手宣誓に感動

2011-08-06 15:54:12 | 日記・エッセイ・コラム

 今年の高校野球選手権大会が始まりました。例年とは違う感動を受けています。特に実況放送をするNHKは全高校の地方予選の入場式での「選手宣誓」を流しています。

 不思議なことに、年々選手宣誓は球児たちの創意工夫した感動的な内容に変わりつつあるようです。しかも長く、短時間でよくここまで覚え、とちることなく、堂々と宣誓する姿に、ほろりとさせられます。

 欠かさず放送を聴いていると、49校の選手宣誓を聞くことができますが、勝っても負けても球児たちの礼儀正しい戦いは、野球に関心がない方でも、何かを得ることがあるのではないでしょうか。

 今年は特に、東日本の大惨事を思い、心を寄せ、勇気付けたいと語る主将が多いようです。こうして野球の出来ることを噛み締めて、熱き友情を分かち合いたいという内容に、ぼく達も素晴らしい若者に拍手を送りたいものです。

やさしいタイガー


8月6日という日

2011-08-06 09:32:18 | 日記・エッセイ・コラム

 66年前、セミが耳を劈くような暑い日でした。もちろん、この日がどんな日かはずっと後になって知ることになりますが、史上最も悲しい日がヒロシマに起こっていたのです。66年が経った今日、午前8時15分を覚え、記念式典が行われ、地元の子供達を代表して追悼の言葉を語っていました。

 原爆を投下したのは、人間の業です。そして阿鼻叫喚の悲惨な出来事は、日本はもとより多くの世界の人たち、特に為政者、核研究者などは、原爆の威力と惨状を知らないとはいえないはずです。子どものスピーチは、未来の不安と希望を抱きながら、人間の力で平和を作ることが出来るはず、と訴えていました。

 学者達は今、東日本の大震災後、沈黙が続きます。なぜなのか、よくわかりません。信頼と真実の基軸が折れて溶けているような思いさえします。核の恐怖を再び体験したのです。にもかかわらず、原子力の推進を叫ぶ大人たちが多いのです。

 あの悲惨さを知らない年齢が政治を担う時代に入りました。それだけに実感が湧かず、権力で押し切ろうとすることに空しさを感じます。日本はどこへ行くのでしょうか。

 おりしもこの日、阪神甲子園球場で第93回全国高校野球選手権大会の初日を迎えました。輝く未来に向う若人が思いのたけをぶつけ合い、日本全体に力と希望を与えてくれるよう祈りたいものです。

 心新たにする日でありますように。

やさしいタイガー