「火の玉流」と呼ばれた、将棋の有吉九段(74歳)が引退との報道。棋界最年長の棋士だっ
た。淋しいことだ。
もう30年ほど昔、西宮の公民館では初めての将棋会を立上げた時、有吉九段に顧問になっ
て頂いた。その頃の将棋九段は今より余程値打ちがあった。九段位は、たしかA級に在位
し、タイトルを3回取った人のみが資格を有したと思う。大山、升田、中原、米長、加藤、二上
など、数えるほどだった。
その有吉九段に、まだ小学低学年だったわたしの息子は、指導将棋を指して頂いた。そし
て、記念にサインをして頂き息子は喜んだ。ところが、そのサインを自転車に乗せていて落と
して汚してしまい、すっかり落ち込んでしまった。わたしは、「有吉九段に事情を手紙に書いて
もう一度書いてもらうように頼んでごらん」とアドバイスしたのだった。有吉九段は、ちゃんと新
たに書いて送って来て下さった。ほんとに優しい人だった。写真の色紙がそれである。息子
の部屋に今もまだある。
今日、将棋会だった。子どもたちも、この寒い中を20人以上がやって来ていた。
将棋会から帰ってきたら、昨日から来ていた孫の滉と咲友が、いなくなっていた。
あ~あ、つまらん!
明日5日(金)の「輪」のお勧め定食は「手作りハンバーグ」(750円)です。
お待ち申しております。