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喫茶 輪

コーヒーカップの耳

定年退職後の世界

2022-08-01 15:10:29 | 本・雑誌
先ごろ読み終えた『読書の森で寝転んで』(葉室麟著)に、藤沢周平さんの『三屋清左衛門残日録』のことが書かれていて、
その話が興味深かった。
《友人たちが相次いで定年を迎えている。》と始まり、
《定年退職後にどんな世界が見えるのかを清左衛門が教えてくれる。》などと書かれている。
わたしは父が死んだ17歳からずっと家業の米屋をしてきて、その後、友人の会社に3年間経理で勤め、そこを辞めた後は自宅で「喫茶輪」のマスターを務めてきた。
だから改めて定年などというのを経験しなかったのだが、あえて言えば、一年半前の「喫茶輪」廃業が定年に当たるかもしれない。
ということで、この『三屋清左衛門残日録』を入手し読んでいる。



藤沢周平さんのものはこれまでも何冊か読んだことがあるが、面白いので逆に手を出すのを控えていた。
易きに流れてしまいそうなので。
で、この本、やはり面白い。
一つ一つの話の結末に余韻があり、詩的でもある。
葉室さんの小説と同じようにはまってしまいそうだ。
困ったぞ。
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「うりのつるはてなはてなとのびている」

2022-08-01 11:18:17 | アート・文化
かつて兵庫県を代表した「書」の鬼才、村上翔雲師が興した「名筆研究会」の機関誌「名筆」7,8月号を、常任理事で「名筆」編集人の六車明峰氏からお送りいただいた。
その中のこれは子どもの書。



俳句は別の子どもの作だそうです。
書も俳句もほのぼの感がいいですねえ。
「うりのつるはてなはてなとのびている」
「うぐいすのきれいな歌が聞こえます」
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