神戸の詩人永井ますみさんからお贈りいただきました。

詩誌「リヴィエール」182号です。
奇を衒わない作品が並んでいて好感が持てます。
巻頭詩に注目しました。
←二段階クリック。
市原礼子さんの「こんなぼくと」です。
ここに「直原弘道」という人の名が出てます。ご尊父が偉い教育者だったかと。
市原さんのご住所は豊中市になってますが、神戸の詩人にとっては懐かしいお名前。
神戸で出版記念会など詩人の集まりがあるとよくお姿をお見掛けしていました。
わたしは親しく交わる機会はありませんでしたが、矍鑠とした雰囲気の人でした。
また詩の中に直原夫人のことも出てきます。というより、この詩は直原夫妻のことがモチーフ。
冒頭にこう書かれています。
《こんなぼくと いっしょになったばかりに ごめんよ》
普通の男は、わたしも含めて身につまされます。
夫人の絵のことも描かれてますが、わたしも一度、この夫人の絵画展を見たことがあります。
遠い昔のことです。
そんな縁がありますのでなつかしく読ませて頂きました。
これは永井ますみさんの「ひるねしてる蛇」。
←二段階クリック。
土の匂いのする、いい情景が描かれてます。
《ちゃんと土を掛けんとカラスに食われる》
これに関連して、昔わたしが書いたエッセイ「出石町奥小野」の一部を思い出しました。
妻のお母さん(出石在住)とわたしとの会話です。
わたし「なんでカラスは、せっかく植えた豆を食べるんですか?」
お母さん「カラスはひまんだしきゃあでひょーきゃーな」
わたしがいろいろと質問攻めをした挙句のお母さんの答え。
永井さんの詩も、農村の昔の情景が細やかに描かれています。
ありがとうございました。
『コーヒーカップの耳』おもしろうて、やがて哀しき喫茶店。

詩誌「リヴィエール」182号です。
奇を衒わない作品が並んでいて好感が持てます。
巻頭詩に注目しました。

市原礼子さんの「こんなぼくと」です。
ここに「直原弘道」という人の名が出てます。ご尊父が偉い教育者だったかと。
市原さんのご住所は豊中市になってますが、神戸の詩人にとっては懐かしいお名前。
神戸で出版記念会など詩人の集まりがあるとよくお姿をお見掛けしていました。
わたしは親しく交わる機会はありませんでしたが、矍鑠とした雰囲気の人でした。
また詩の中に直原夫人のことも出てきます。というより、この詩は直原夫妻のことがモチーフ。
冒頭にこう書かれています。
《こんなぼくと いっしょになったばかりに ごめんよ》
普通の男は、わたしも含めて身につまされます。
夫人の絵のことも描かれてますが、わたしも一度、この夫人の絵画展を見たことがあります。
遠い昔のことです。
そんな縁がありますのでなつかしく読ませて頂きました。
これは永井ますみさんの「ひるねしてる蛇」。

土の匂いのする、いい情景が描かれてます。
《ちゃんと土を掛けんとカラスに食われる》
これに関連して、昔わたしが書いたエッセイ「出石町奥小野」の一部を思い出しました。
妻のお母さん(出石在住)とわたしとの会話です。
わたし「なんでカラスは、せっかく植えた豆を食べるんですか?」
お母さん「カラスはひまんだしきゃあでひょーきゃーな」
わたしがいろいろと質問攻めをした挙句のお母さんの答え。
永井さんの詩も、農村の昔の情景が細やかに描かれています。
ありがとうございました。
『コーヒーカップの耳』おもしろうて、やがて哀しき喫茶店。