goo blog サービス終了のお知らせ 

喫茶 輪

コーヒーカップの耳

神戸詩人クラブ事件

2016-02-11 10:10:36 | アート・文化
『寺島珠雄 詩・エッセイ集』を読んでいて思った。
「神戸詩人クラブ事件」について少し書かれているが、やはり「あいまいのまま」ということが書かれている。
「事件当事者の小林さんがなぜ執筆しなかったのか、そこは全然わかっていない…」などと。
このこと一度書いておきましょう。
といってもわたしは全く当事者ではありません。
宮崎翁が『歴史と神戸』誌にかなりはっきりと書いておられるので。
まあ、その前(『歴史と神戸』97号)に落合重信さんが書いておられるのだが。
その落合さんの書かれたものを下敷きに宮崎翁が書いておられるのが、『歴史と神戸』266号(2008年2月)。
読みにくいでしょうから、興味のある人だけ二段クリックでどうぞ。





これが「神戸詩人クラブ事件」に関する最もハッキリと書かれたものでは?
宮崎翁もこれ以上は書けなかったのでしょうね。
しかし、文章の最後をこんな風に締めておられます。
「※能弁で、有名人志向癖があり、裏面工作に長けた小林は、例えば宮崎辰雄・神戸市長や土井芳子・神戸婦人団体協議会会長など有力者に依頼して兵庫県文化賞の推薦状を作成して、選考委員会に提出、富田砕花選考委員に見破られ、翌年再度の自薦(?)には、砕花も根負けして授賞に合意、それを機会に委員を辞任するという挿話を生むような人物だった。戦時中内務省警保局(特高を所管)官僚だった金井元彦や同じ内務官僚だった坂井時忠の兵庫県知事時代には、十指を数える委員の肩書を持っていた。」
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする