夕方のことだ。
家の外で異様なもの音がした。
出て見た。
20mほど向こうにボックスカーが止まっている。
足許を見ると、灯油のポリ缶が転がっている。
よく見ると割れている。
今日、やって来る「雪やこんこ」のためにうちが出しておいたポリ缶だ。
家の外で異様なもの音がした。
出て見た。
20mほど向こうにボックスカーが止まっている。
足許を見ると、灯油のポリ缶が転がっている。
よく見ると割れている。
今日、やって来る「雪やこんこ」のためにうちが出しておいたポリ缶だ。
あの車がつぶしたに違いない。
ぶら下げて近づいて行くと、運転席から若いお母さんが子どもとともに降りて来られた。
「こんなになってるけど」と言ったが、返事がない。
「今日、灯油を売りに来るから置いてたんやけど」
「弁償します。今日、要りますか?」と。
「いえ、予備はあるから明日でいいです」
で、しばらくして、表を見てみると、玄関の前に置いてある。
これ、おかしいでしょ。せめてチャイムを鳴らして挨拶すべきでしょう。弁償すればそれでしまい?これでは子どもの教育がまともに出来るとは思えません。
で、この灯油缶だが、スーパーで買って来られたんでしょう。しかし、うちの壊れたポリ缶は、ちょっと丈夫な物なのです。古いものではありますが、新品を買えばこのスーパー品の何倍もします。
それともう一つ言いたいのは、初めから誠実な対応をされていたら弁償しろとは言わないのです。うちには予備の缶はたくさんあるのです。昔、灯油を売っていたことがあるのですから、天井の上にまだいっぱいあるのです。