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喫茶 輪

コーヒーカップの耳

『別嬢』78号

2010-05-11 19:07:48 | 日記

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今日も雨。「輪」はどうしたもんでしょうか。ヒマですねえ。

こんな淋しい場所に店を開いたのが間違いだった、と言っても、もうオープン以来22年を過ぎ

てますからねえ。

グチはやめて、今日のエピソード。

山さん 「昨日、トンカツが食いとうて、スーパーで買うて帰ったんや。ほんで、嫁はんに渡し

       たら、喜んでくれるか思たら、ゴミ箱にポイッと捨てよった。何すんねん!て言うた    

       けど返事しよらん。ほんで晩飯や。トンカツしとるんや」

     「そら、買う前に電話して聞かなあかんわ」

      

今日はもう一題。

西さん 「昨夜、若いもんと食事に行きましてん。ほんで、メニュー見て、僕はアサリ入りの 

       スパゲッティを注文したんです。ところがアサリが入ってなかった。食べ終わるま

       で出て来ん。ほんでウェイトレスに言うたりましてん。『アサリが入ってなかった』

       と。ほんなら、奥へ言って相談して出て来て、『入れるの忘れてました。アサリだけ

       持ってきます』て言いよるんですわ。そやから僕、『そんなもん要らん。もうええ』て

       言うたんです。そしたら店長が出て来て謝りよりました。ほんで僕また言いまして

       ん。『僕はアサリが好きやねん。アサリが食べとうて、これ注文したんやで』て。そ

       したら、『代金は結構です』て言いよる。僕は、『そんなことせんでもエエ。払う』て

       言うたんやけど、結局、受け取りよらへんねん。そしたら、一緒に行っとった若い

       もんが言いよりました。『僕も次は、アサリ入りのスパゲッティを注文しますワ』て」

      

先日、加古川の高橋夏男さんから贈って頂いた『別嬢』について。

前号で、わたしの好きな西川保市さんの作品が載ってなかったので心配したのだが、今号に

は出ていて安心した。

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この詩、ちょっとブラックユーモアですねえ。

「ただし これは…」以下終連は微妙な心を表現しておられる。

最後「…わけではない」などは、なかなか、したたかな保市さんだ。

何はともあれ、作品読めて良かったです。保市さん、どうかお大事に。

ほかの人の作品もみな誠実に書かれていて、好感が持てました。

ありがとうございました。

         

明日、12日(水)の「輪」のお勧め定食は、

「焼き魚・塩サバ」と「カツ丼」です。

よろしくお願いいたします。

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