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喫茶 輪

コーヒーカップの耳

『がしんたれ』

2023-11-24 08:54:23 | 本・雑誌
必要があって読み始めた本。
『がしんたれ』(菊田一夫著 昭和34年 光文社刊)です。



装丁、小磯良平。

奥付に著者の詳しい住所が載ってます。


長編自伝小説です。
読みやすい文章ですので、思いのほか早く読めるかも。
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読む本たくさん

2023-11-23 17:44:40 | 本・雑誌
読まなければならない本が溜ってきました。


『続・窓ぎわのトットちゃん』『こうべ文学逍遥』『出久根達郎の古本屋小説集』『がしんたれ』、そして今日古本市で買ってきた文庫本5冊。
取りあえずは、今日図書館でお借りしてきた『がしんたれ』を読まねばなりません。長編小説ですので大変ですが頑張ります。
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本のことで二カ所へ

2023-11-23 17:07:47 | 本・雑誌
午前に 久し振りに図書館へ。
今日の札場筋と「喫茶 輪」通りです。




午後は西宮神社の古本まつりに行ってきました。


大にぎわいでした。想像以上。


久しぶりに「栄文社」さんと話しました。
彼女は小学一年の時の同級生です。
それから、T石さんにもお会いしました。
あまりの人の多さに、ゆっくり見ることができませんでした。
わたしが古本市に慣れてないせいでもありますが。
歩きでしたし大きな本は重たいので買わず。
文庫本を5冊だけ。
わたしの本を置いて下さってる店がありました。大阪の池崎書店さん。
もっと安ければ買って帰る積もりでしたが、かわいそうな値段でもなかったので、そっとしておきました。

両方で8300歩。よく歩きました。
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西宮神社・古本市

2023-11-23 09:26:29 | 本・雑誌
優勝パレードも気になりますが、こちらもね。
「西宮神社古本市」、これは行かなくっちゃ。 
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「逍遥」という言葉

2023-11-12 16:05:21 | 本・雑誌
朝日新聞出版さんから出してもらって、もう3年半にもなるが、拙著『完本 コーヒーカップの耳』を今も棚に置いて下さっている本屋さんに行ってきました。


急がない本はネットではなく、なるべくここで買おうと思って。
浜松原の宮脇書店さんです。
買ってやろうと思われる方は、ここでお買い上げください。
本屋さんもわたしも喜びます。

野元正さんの『こうべ文学逍遙』(神戸新聞総合出版センター)を注文に行ったのです。
やはり店には置いてませんでした。
女店員さんにメモを渡すと、「これ、なんと読むのですか?」と訊かれました。
「逍遙」という字です。
ちょっとびっくりしました。

伝票の字はわたしではなく、店員さんです。
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『ひょうごの野の書』

2023-10-10 11:51:15 | 本・雑誌
必要があってこの本を手に取った。

『ひょうごの野の書』(村上翔雲著・神戸新聞総合出版センター・昭和58年刊)。
これ名著です。
今ならもうこんな本は作れません。
「あとがき」の最後にこうあります。
「この二年余り、県下各地をご案内くださり、各種資料の提供などご指導くださった宮崎修二朗先醒に深甚の謝意を捧げます。ありがとうございました。」と。
そう、この本は村上翔雲師と宮崎修二朗翁の二人三脚で生まれたもの。
いい本でないわけがない。
パラっと開いたページ。

有名な中川一政画伯の書の拓本。
本文にこんなことが書かれています。
「この拓本を持ち帰ったら「子どもの字によく似ているね」と家人の言。まさにその通り。」と。
そして中川一政の言葉。
「字を書きたいが下手だからといふ。上手下手を考へることはいらない。上手でも下手でも結局は同じことである。書に興味があったら誰でも書いたらよい。私はその見本である。自分の書がうまいと思ひだしたら其の時から堕落が始まる。鼻持ちならない字になると思ふ。」
いいですねえ。わたしも勇気が持てます。
 
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読めない字

2023-10-02 10:42:36 | 本・雑誌
『喫茶店文学傑作選』だが。

「散歩」(水野仙子)の項を読んでいたら、やたら難しい文字が出て来る。
わたしなら決して使わない、というより使えない。
ある1ページだけでもこれ。
「縹致」。これに「きりょう」とルビが振ってある。わたしが書くなら「器量」だ。
「著物」。「きもの」のルビ。見逃しそうだったが、これもわたしなら「着物」と書く。
「見搾らしく」。ルビは「みすぼ」。「みすぼらしく」というわけだ。
「お扮り」。「つく」とルビ。「おつくり」だ。《これがわたしの精一っぱいのお扮りなんだと…》。おめかしのことらしい。
編者の林さん、よくこんなのを探してきますねえ!
水野仙子さんは100年以上も昔にお亡くなりになっている作家さんらしい。
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漱石「野分」から

2023-09-29 10:07:04 | 本・雑誌

『喫茶店文学傑作選』の最初の項、夏目漱石「野分」よりの2行。

 『人間は食う割に肥らんものだな。あいつはあんなに食う癖に一向肥えん』
 『書物は沢山読むが、ちっともえろうならんのが居るのと同じ事じゃ』 


はい、わたしのことです。。
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『喫茶店文学傑作選』

2023-09-22 09:42:44 | 本・雑誌
予約注文していた本が届きました。



『喫茶店文学傑作選』(林哲夫編・中公文庫・2023年9月25日刊・900円+税)。
「喫茶・輪」はすでに廃業しましたが、やはり「喫茶店」、しかも「文学」となると気になります。
もくじを見てみると「喫茶・輪」のことは出てませんね(笑)。
その目次にある名前、お二人についてはうちに直筆のハガキがあります。
これは田村泰次郎。
一ファンに宛てたものです。
昭和29年の消印があります。

これは常盤新平さん。

わたしにいただいたものです。

これから楽しませていただきます。

この本のカバー、てっきり写真だと思っていたのですが、編者、林哲夫さんの絵なんです。
そう、林さんの本職は画家さんです。

『コーヒーカップの耳』喫茶店を舞台に繰り広げられる、笑死と涙のドラマ。

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だれに読ませる?

2023-09-12 14:44:21 | 本・雑誌
『読売新聞で読む明治』(出久根達郎著・中公文庫・2007年刊)です。



「為になる事をわかりやすく」の項にこんなことがかかれている。

《若き日の咢堂・尾崎行雄が、諭吉に、著述の心構えを、たずねた。
君は誰に読ませるつもりで書いている、と反問された。すでに何冊か世に送り出していた尾崎は、得意げに答えた。「大方の識者に読ませるためです」
諭吉が一笑に付した。「猿に読ませるつもりで書け。世の中はそれでちょうどよいのだ」
ひと握りのインテリ層に、喝采されるような難解な書きぶりは駄目だというのである。
「障子の向こう側にいる下女が聞いても意味のわかる」ように書いてこそ、意義がある。
(略)
むずかしい言葉を使うのが、この時代の主流であったから、あえて、むずかしい言葉を避け、優しく説いた読売新聞の出現は、画期的であったのである。》


『コーヒーカップの耳』 猿が読んでも笑って泣ける本。
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葉室麟さんの健康

2023-09-11 15:38:16 | 本・雑誌
『川のほとりで』だが。

「健康への出発」という項がある。

《わたしが2009年に初めて直木賞候補になった時、同じ歴史時代小説家の山本兼一さんと北重人さんが一緒だった。
 三人とも中年から小説を書き始めた遅咲きの作家で直木賞候補になった時は、五十歳を過ぎていた。(略)
だが、北さんは直木賞候補になったこの年の八月に亡くなられた。(略)
ところが、山本さんも2014年二月に病で亡くなった。気が付けば、初めて直木賞候補になった時、そばに並んでいたふたりの先輩作家を相ついで亡くしたのだ。(略)
これからなそうと思う仕事のために自分自身のメンテナンスをしっかりしなければ、人生の最終コーナーをまわることはできないのだから。
そんな思いが三日坊主に終わらないことをいまはひたすら願うばかりだ。》


これは2017年7月10日発行の『ヘルシスト』238号に掲載されたもの。
そして葉室麟さんはその年の12月にお亡くなりになっている。
なんという無常。
生きておられたら、あとどれほどの傑作を生みだされただろうか。惜しい。

 

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追悼 葉室麟

2023-08-31 12:02:31 | 本・雑誌
『河のほとりで』(葉室麟著・文春文庫・2018年刊)。



帯に「追悼 葉室麟」とあります。葉室さん、早くにお亡くなりになってしまって惜しいことだった。
お元気なら、どれほどいいものを書かれたか。

これは小説ではありません。随筆集です。
病院の待ち時間に読むための本。
だけど、ちょっと初めの方を読んでみました。
そして次の文に胸を突かれました。

《わたしは高校生のころ、関節炎で足を痛めて一年間休学し、苦しんでいた。(略)高校生のわたしは級友たちから取り残されていく焦燥感と、青春時代に特有の自分は思い通りには生きられない、という憂鬱な思いを、(略)》。

あかん、後も読んでしまいそう。これは病院の待ち時間に読むための本なのに。

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今回も感動した

2023-08-30 17:09:53 | 本・雑誌
一昨日読み始めた『雨と詩人と落花と』(葉室麟著)だが。

やはり良かった。
三年前に一度読んでいるのだが、ストーリーはすっかり忘れていた。
読みながら「ああ、そうだった」と思い出すのだが、その先は思い出せなくて、「どうなるのかな?」とワクワクしながら読んでいた。
先ほど読み終えたのだが、やっぱりこの小説は抜群に素晴らしい。
前にも感動したのだったが、今回はそれがより深まったようにも思える。

漢詩がたくさん出て来る。
わたしは漢詩が苦手なのだが、ちゃんと解説が載っているので苦にならない。
タイトルにもなっている主人公旭荘の詩「春雨到筆庵」がいい。

 菘圃葱畦
 路を取ること斜に
 桃花多き処是れ君が家
 晩来何者ぞ門を敲き至るは
 雨と詩人と落花となり


これについて解説の内藤麻里子さんはこんな風に書いておられます。

《タイトルにも取られたこの詩が最後に出てきたとき、胸を突かれた。最初に反故に書かれているのを松子が見つけた場面で抱いた印象では、センチメンタルにも思えた詩境が俄然痛切なものを帯びる。これは葉室さん自身の、松子に象徴される「妻」への絶唱ではないか。それに思い至って、泣きそうになった。》

これはわたしも同感だった。わたしも涙を催したのだった。 

小説好きの人にはお勧めです。これを読んで泣けない人とはお付き合いしたくありません。

『コーヒーカップの耳』 この本も涙なしには読めない。
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本、またやっちゃいました

2023-08-28 20:47:45 | 本・雑誌
先日元町の「花森書林」さんで買った本のうちの一冊です。



もしかしたらすでに読んだかもしれないとは思ったのですが、まあいいやと買いました。
そして今日、読み始めました。
ところがやっぱり…、でした。
この時は図書館でお借りして読んでますね。
『雨と詩人と落花と』。タイトルがいいですね。
既視感はあったのですが。やってしまいました。
でもいいです、いい本ですのでもう一度読んでも。
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わたしの性格は

2023-08-16 19:28:56 | 本・雑誌
『マイバースデイブック』ですが。
約30ページにわたって、おもしろいことが書いてあります。
基本的には、読んで嫌になるようなことは書かれていません。

これは8月16日生まれの人の「性格」について。

嘘ばっかりとは言いませんが、わたしはこんないい性格ではありません。
ちょっと当たってるところがあるのがミソですね。
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