ここあコテージ

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映画「少年H」を観ました

2013-08-28 07:37:36 | 映画・テレビ
昨日は、とても暑かったです。

でも、風は、真夏のそれとは大きく異なり、
からっとしていて、秋の風なのだなと思わされました。

しかし、太陽の光は、まだまだ強いですね。
アブラゼミも勢いが良く、うるさいほどに鳴いています。

1週間のいのちというからには、行く夏を惜しむかのように、
思い切り鳴いているのかもしれませんね。

こんな風に考えると、あんまりうるさいというのも、
かわいそうな気がします。


津軽では、アブラゼミが多すぎて、
ミンミンゼミがあまり聞こえてきません。

おととい、弘前公園の堀のそばを車で通ったら、
ミンミンゼミの声がしましたが、それきりでした。

あれぞ、夏の蝉らしい声ですよね。
みーん、みんみんみん、みーん・・・って。






蝉はこのくらいにして・・・

昨日、弘前のワーナーマイカルで「少年H」を観ました。


かつて一度、テレビドラマとして「少年H」は放送され、
それを観て、内容の大筋は知っていましたが、

やはり、俳優さんによって違いますね。
今回は、ご存じのように、水谷豊さんと伊藤欄さんの、
本物のご夫婦が、妹尾家のご夫婦を演じました。

さすがに息がぴったりで良かったですよ。
私生活もあんな感じのゆったりしたご夫婦なんでしょうね。



俳優が変わり、監督も変わると、やはりイメージが違いますね。




今日は、映画の内容は書きません。
是非、一度、この映画を直接ご覧になって下さいね。
絶対何かを感じさせられますからね。

(妹尾河童さんのご両親は、ナザレン教会の信徒さんなんですよ。
この映画の中には、結構聖書の言葉が出て来たり、信仰ゆえの
闘いも出てきます。クリスチャンには必見です。どう感じるか・・・)





この映画は、朝日放送が、
50周年記念として制作・上映したもののようです。

この時期に、どうしてこの映画を制作したか、
なんとなく私が思うのは、
この映画を通して、今の日本を考えて欲しかったからかな。

今の日本、何かが大きく変わり始めている、
そんな時に、この映画を通して、
社会に、国にも、くさびを打ちたかったのかも知れません。

でも、私は思います。朝日放送、朝日新聞自身にも
くさびとなってほしいと。






映画で、少年H(はじめ君)が、叫ぶんですよ。
この戦争はいったい何だったんだよ~!」と。
その時代に生きた人々も、もしかしたら、同じ叫びを
当時もしていたし、

もしかしたら、今もなお、叫び続けているんじゃないのかな。
と、私は最近思いました。


自分なりに理解できた人もいるでしょう。
けれども、国としての、あの戦争に対する「何だったのか」という
振り返りも、反省も、何もできていないために、
戦後レジームからの脱却云々が説かれるのでしょうし。






この映画で、もう一つ感じたことは、
私たちは、戦争というものを経験していない、
肌で感じとっていない。

それは、とても感謝なこと。
戦争を知らないことは、とてもいいこと。

逆に、知らないだけに、あの悲惨さ、ものすごさ、
ひもじさが、実際には想像力に欠ける、
限界がある、わからない。

戦争を体験したことのない国のトップ、
政治家がほとんどになった今の日本。

憂いは募るばかりです。





先日も紹介した本「永続敗戦論」。



今日は、この読後感には触れませんが、
ちょうど「少年H」を観たこともあって、
戦争について再び考えさせられた夏になりました。


その夏も、まもなく終わろうとしています。

あなたは、この夏、どんな日々だったでしょうか?

収穫の秋に、夏に得たこと、感じたことが、
次のステップにつながりますように。

我が家の夏休みもあと2日です。




ここあでした。


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