焼き芋

2009年11月14日 | Weblog

 さすがに今日はあまりオートバイの音は聞こえませんでした。こう天気が悪くては、いくら高速道路が1,000円でもドライブはおもしろくないでしょう。それでも少しは聞こえました。おもしろくなかったでしょうね。

 雨をパチパチと顔に受けて、おまけに車のしぶきを前身に浴び、ドドドドドドと音を立てながら走ったって・・・・。あの雨の粒の痛さはすごいですからね。オートバイで走った者でないと分からない。



 

 焼き芋の季節です。今年つくったさつま芋ですが、やや細いものがよく焼けます。焼けてくると、あの独特の甘い香りが部屋中にたちこめて食欲をそそります。

 しかしまあ、おいしいからと言って二本も食べてしまうと、腹にたまってたまりませんね。ん? たまってたまらない?? なぞなぞのような。

 さつま芋の語源を考えました。薩摩の国の名産だからという理由なんかではありません。昔、食べ物に困っていた夫婦がいたのですが、心のやさしい夫がどこからかさつま芋をゲットしてきました。そしてこんがりと上手に囲炉裏で焼いたのです。そして妻に向かって、「さあ、妻よ芋だ 。」と言ったのです。さ妻芋。それからさつま芋という名前になったとか、それは嘘だとか。暇だねー 。そういえば、この電車、東京行きでしたっけ。


 

 この対流式のストーブで焼くと良いです。ゆっくりと時間をかけて焼けますので、甘みがでます。香りで焼け具合が分かります。お香などを焚くよりも、こっちの香りの方がはるかに良い。

 焚き火もいいですが、いつも焼き芋に合うような焚き火をするわけにもいきませんので、寒い日にストーブを使うときに、ついでに焼けますし、火力も安定していますから、なお良いです。

 それに、焚き火で焼いたのは、ついつい忘れてしまって、これまでに幾つ炭にしてしまったことでしょう。焼き芋さん炭ません。今度から大丈夫です。


 

 近い内に食べる分を適当に選り分けて、残りはハウスの中に埋めました。ハウスの外では埋めても寒さに耐えられません。藁は穴の口径がだいたい分かるようにとの目印です。

 いったん土に埋めてしまうと、おっくうになり、ついつい食べずに残ってしまいます。

 最後は数個残して、春になったらそれを苗床に入れて、来年のさつま芋用に発芽させるつもりでいます。


 
                           冬のはなわらび

 補) 東京行き = 上り = くだらない


  夕されば野辺の秋風身にしみて
        鶉(うずら)鳴くなり深草の里     藤原俊成