秋の暮れ

2009年11月16日 | Weblog


 再び曇天。やや寒い日。明日は崩れるとか。よく降ります。雨は要らないのに。


 

 

 せっかく撮ったのにボツにするのはもったいないと、今日載せることにしました。上の画像が一昨日の夕やけです。右端の大仏さまも写っています。

 下が昨日の夜明けです。黒い雲の上に月ですが、昨日は旧暦で9月29日でした。手ぶれを起こしていますので、実際の月はもっと細いです。この月ですと、27か28日くらいに見えてしまいます。

 春の夜の夢の浮橋とだえして峰に別るる横雲の空   藤原定家

という和歌がありますが、今は秋だし、山の峰は無いし、

 秋の朝夢の浮橋とだえして東(ひんがし)の空横雲の月

てなことに? 下手ですねぇ。何の夢を見ていたか忘れてしまいました。たぶん私のことですから、その夢は大好きなハンバーグかとんかつでも食べているところでしょうね。


 

 

 知らずにいたら、きのこが出ていました。上がナメコにシイタケ。下がクリタケです。

 ナメコは、もうホダ木が駄目だろうと諦めて、見も行きませんでした。ところがどっこい、ぼろぼろの原木に出ていたではありませんか。ホダ木さん、無視してごめんなさいという気持。 シイタケの方が深刻です。いよいよ供給がストップになるかも知れません。

 キノコの欠点は、出ても黙っていることです。出たなら出たと言う何らかの表示をして欲しいんです。近くを通ったときにでも、「 あの~ 」と声をかけてくれれば。とは人間の勝手か。アニメなら、キノコが一斉に揺れて合唱するんですけどね~。 もののけ姫の世界ですね。あるいはディズニー、小人の国?

 もっとも、そんなことしたら、マツタケなんかあっという間に無くなっちゃいますね。やっぱり無言がいいか。大昔は草木や岩などがしゃべっていたのだとか。それを神様たちが集まって、それは無しにしようと、決めたのだそうです。

 キノコとは木の子なのかなと思うことが時々あります。土から生えるのもありますが、それは土の子じゃないかと思いますが、ツチノコという得体の知れない生き物がいるとかいないとか。今日もまたゴチャゴチャ言っています。


 


   秋深しいま聞くときぞブラームス
   ブラームス二番二楽章しみじみと
   秋の暮れ 今晩はの声 たそかれは         誰そ彼は たそがれ
   霜月ももうはや半ばとなりにけり
   我が髪も とうに霜月なりにけり
   通るひと皆いそいそと帰り道
   ほのかなる黒い姿が動く夕
   曇天日天丼でも食べようか
   天丼で返しをねらうが効も無し
   こんな日はシャベルで土掘りあったかネ
   柿食えば入れ歯ぐらぐら ふぁふぃふふぇふぉ
   黄金の大玉夢み 苗を植え               玉ねぎ植え
   自転車の姿が見えぬ秋の暮れ             カチャカチャの音だけ