初心者のクラシック

有名な曲からおすすめの曲まで、できるだけ初心者にも分かり易く紹介します。

「キャンディード」序曲  (バーンスタイン作曲)

2006年10月23日 | 序曲と前奏曲
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はバーンスタイン:「キャンディード」序曲です。

この曲も「ウエスト・サイド物語」と同じで、クラシックというよりミュージカル色の強い曲のようですが、ミュージカル(オペラ?)も見た事ありません。
もともとはフランスの哲学者ヴォルテールの「カンディード」という作品が原作のようです。

ストーリーは、城下に住む主人公キャンディードは、家庭教師の教え「世界はありうる限り最善の姿をしている」という言葉(楽天主義!?)を実践すべく、男爵の令嬢クネゴンデと結婚の約束をするのでした。
しかし、周りから結婚を許されず、キャンディードは城を追放されてしまいます。その後、キャンディードは踏んだりけったりの大波乱の人生を送りながら世界中を旅します。そして、亡くなったと思い込んでいたのクネゴンデと再開して、最後にもう一度プロポーズをする。というお話のようです。

かなり、おおざっぱに紹介しましたが、そんな感じです。一方、曲は「序曲」ですから、5分弱程度と、聴きやすく、曲調も楽しくとても勢いのある曲ですから、いつでも元気になれる曲ですね。


 「ドドーン」とティンパニが響くとトランペットが高らかにファンファーレを鳴り
 響かせます。勢いよく始まるフレーズはスカッと心地よいですね。中盤ではクラリ
 ネットと フルートが可愛らしくつなぐと、弦楽器がなめらかに流麗なフレーズを
 聴かせてくれます。
 スネヤドラムのリズムに乗ってトランペット・トロンボーンなどの金管楽器が
 とても賑やかに鳴らしたてて、その他の楽器を巻き込んでとても楽しく大騒ぎを
 しているように聴こえます。最後に少しだけ聴かせるるワルツ風のフレーズも
 小粋な感じでサラッとサービスしてくれますから、楽しいですね。そして大宴会
 さながらの盛り上がりを展開しながら、イケイケ!!のうちに楽しく曲を終わります。
 

短い曲ですが、楽しく聴けますから初心者にも、もってこいの作品ですね。この曲もやはり、序曲だけが演奏される機会が多く吹奏楽用にも編曲されていますから、そんなこの曲を実際に演奏した方も意外と多いのかもしれませんね。短い時間でめくるめく演奏が続きますから、聴いていてもあっという間に終わってしまう、楽しい曲です。


≪オススメCD≫
有名序曲が目白押しのこの1枚でお楽しみください。
名序曲集
オムニバス(クラシック), メトロポリタン歌劇場管弦楽団, バーンスタイン(レナード), ビゼー, ヨーロッパ室内管弦楽団, アバド(クラウディオ), ロッシーニ, ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, ベートーヴェン, バイエルン国立管弦楽団
ユニバーサルクラシック

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【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆☆☆
怒:☆★★★★
哀:★★★★★
楽:☆☆☆☆☆

≪おすすめシチュエーション≫
どんなときでもこの曲を聴けば一発で元気の出る一曲です。


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