初心者のクラシック

有名な曲からおすすめの曲まで、できるだけ初心者にも分かり易く紹介します。

子守歌

2007年01月07日 | ショパン
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はショパン:子守歌(作品57)です。

「子守歌」というと、子供を寝かしつけるためのやさしくて、ほんわりした感じの曲をイメージする人が多いと思いますが、ショパンの子守歌は、どちらかというと「大人の子守歌」みたいな感じがします。

深夜バーに行ってグラスを傾けてながらひとりタバコの煙をふかしてたたずむ人の傍で、ピアノの生演奏が静かに流れてくるといった感じでしょうか?とにかく今聴いても全然遜色が無く、オシャレな雰囲気の漂うこの曲なら、家にいてウイスキーやカクテルなんかを飲みながら聴いても、ムードが出てくる一曲だと思います。


 耳をすましていると・・・遠くからおぼろげに聴こえてくるピアノの音色がとても
 心地よく響いてきます。
 落ち着いたリズムに乗って高音のピアノが綺麗にメロディを刻むと、夢の世界に
 いるような気分にさせてくれます。
 鮮やかに流れ落ちるようなピアノのメロディは、どこまでもつづいていく星空を
 見上げたときのようにキラキラとした輝きにも聴こえてきます。
 星空の綺麗な晩に思わず外に出てみると、少し肌寒い夜風が何故か心地よく感じて
 しまう、そんな幻想的な響きが続きます。
 そして、ゆっくりとしたフレーズにだんだんまぶたが重くなり、静かに眠り込んで
 しまうようにして曲を終わっていきます。

とてもロマンチックなムードがたっぷり感じられる素敵な一曲ですね。
演奏時間も5分弱と短めですから、初心者でも楽しめますし、クラシックファンでも静かに聴かせてくれるこの曲なら、短い時間を深く楽しめる一曲になると思います。
CDでは、舟歌のときと同じ様にバラードとか幻想曲とかのオマケ程度に録音されている事が多いと思いますが、オマケにしては豪華な内容の一曲だと思います。
あとはショパンのオムニバス版に代表的な曲と一緒に録音されているようです。

≪オススメCD≫
ショパンのオムニバスに入ってます。
別れの曲~ショパン名曲集
アシュケナージ(ウラジミール), ショパン
ユニバーサルクラシック

このアイテムの詳細を見る



【コレってどんな曲】
喜:☆☆★★★
怒:★★★★★
哀:☆☆☆★★  →幻☆☆☆☆☆
楽:☆☆☆★★

≪おすすめシチュエーション≫
子守歌変わりに聴くとぐっすり心地よく眠れる曲だと思います。



音楽ブログランキング
   
「くつろぐ」ブログランキング⇔こちらもよろしく


最新の画像もっと見る

コメントを投稿