御託専科

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「地獄の黙示録」

2019-02-11 23:11:33 | 書評
今更ながらの「地獄の黙示録」である。プレイメイトとの交流やフランス人地主とのやり取りなど映画公開時には無かったカットが入っているので3時間20分と、長い長い(^^;)
まあ感想は今更僕が言うことはないんだろうけど2‐3点。

今の基準で言うとマーロンブランドの体の鍛え方・引き締め方は全然足りない感じがする。特に冒頭のホテルでイライラしているところではなんか体がたるんでる様子がよくわかるのでちょっとしらけるね。ま、ブルースリー以降の基準が厳しすぎるのかもしれんが。あとなんだあの奇妙な踊りみたいな武術みたいな動きは?

カーツ大佐の狂気の帝国は確かに狂っていて、鬼気迫る感触がある。しかしながら儀式が割とありきたりに思えたなあ。もっと気持ち悪い感じでもいいような気がする。

まあこれは主題のひとつだろうけど、母国や家族の必ずしもなく、いやになりながらプレイメイトが来て浮かれているようなアメリカ軍と、地を這い泥をすするベトコンではアメリカ軍に勝ち目はない、というのはよくわかったね。

まあこんなところ。まあ文句言ったけど映像的にもストーリー的にも3時間20分を飽きさせない映画というのはすごいね。

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