小池真理子にははまったようだ。余りほかの本を読む気もせず、「天の刻」などを読み返したりした。今日はいい午後を過ごそうと「浪漫的恋愛」を買ってきて今読了した。
確実にうまくなっている。自然さ、身近さが「恋」などの3部作や「冬の伽藍」などよりはるかに向上している。ヒロインの母の悲劇や「月狂い」なる短編と絡み合いつつも、占いで喜んだり落胆したりするかわいらしさ、下着を買ってしまう上気した気持ち、携帯の鳴るのを待つ心境など、どれもこれも納得でき、かつ身近に感じられる描写ばかりだ。平凡な中年女性の非凡で上質な恋愛。とっても素敵な話だった。
ところで、何でこんな題名なんだろう?もともとの「月狂い」の方がよっぽどいいけど。
確実にうまくなっている。自然さ、身近さが「恋」などの3部作や「冬の伽藍」などよりはるかに向上している。ヒロインの母の悲劇や「月狂い」なる短編と絡み合いつつも、占いで喜んだり落胆したりするかわいらしさ、下着を買ってしまう上気した気持ち、携帯の鳴るのを待つ心境など、どれもこれも納得でき、かつ身近に感じられる描写ばかりだ。平凡な中年女性の非凡で上質な恋愛。とっても素敵な話だった。
ところで、何でこんな題名なんだろう?もともとの「月狂い」の方がよっぽどいいけど。