御託専科

時評、書評、そしてちょっとだけビジネス

柴田翔というひと

2007-12-18 23:39:42 | 時評・論評
日経の夕刊コラムを最近書いていたので懐かしく思った。といっても「されど・・」を読んだことがあるわけではなく、大学の同期がよいようなことを言っていて、その男の感性がナイーブなタイプなので会わないだろうと思い読んでいない。
柴田氏は久間氏の「しかたがない」発言を否定せず、米国の保護下に戦後復興した日本であることの仕方なさを現しているといっていたので面白く思った。ただねえ、今日の日経夕刊ではオームのことを出てはいけない物が出てきたと言い、バブルで日本の近代が終わったといっているが、これはいただけないと思う。「されど・・」も読んでみようかと思ったが、書評等を見ると左翼の没落とともに消えた心象風景であり、僕の一番きらいな社会党風らしかったのでよした。