いつもの遊歩道を、年配の男性が胸を張って大股でシャキシャキと歩いている。
妻 「あの人、若いね。アンタより年上やで」
私 「そうやなあ。100歳ぐらいかな」
妻 「なんでやねん!100歳の人があんだけシャキシャキ歩かれへんわ!」
私 「ほんだら何歳ぐらいに見える?」
妻 「75歳かなあ。でも、あの歩き方は75歳には見えへんね」
私 「今の年寄りは若いからなあ。俺ら負けるわ」
妻 「アンタも年寄りやんか!」
私 「そう言えば店は長い事休んでて会(オ)うてないけど、Tさんはどないしてるんやろなあ」
妻 「Tさんは80歳やけど元気やもんね」
私 「年寄りは家でジッとしてたらボケる、と言うてたから、今頃はあちこち出回ってるで」
妻 「よくスーパーの店員さんと喋ってると言うてたね」
私 「そう言えばローソンのバイトの女の子、店に連れて来たなあ」
妻 「若さの秘訣は若い人と話をする事や、と言うて何回か連れて来たね」
私 「俺も若さを保つ為に、自分(妻)としっかり喋ろ」
妻 「私はお婆さんやん」
私 「ほんだら俺の若いエキスを吸われるなア」
妻 「なんでやねん、もう枯れててエキスなんか出ーへんでしょ」
私 「そこまで言われたら立つ瀬が無いなあ」
妻 「立つ瀬が無いて、とうの昔から勃(タ)ってないがな」
私 「悔しいなあ、何か元気が出るエキスが無いかなあ」
妻 「無理無理、73歳の爺さんに効く様なエキスなんかないわ」
私 「あ、エエのんがあるわ!」
妻 「どんなん?」
私 「オットセイのエキスや」
妻 「なんでオットセイのエキスやのん?」
私 「オットセイのエキスで、“夫精”がつく」
妻 「しょうもな。ダジャレでは精はつけへんわ」
謎かけ:年寄りのエキスとかけて、長距離リレー競走と解く。どちらも(液出ん・駅伝)
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