営業中に電話が鳴ったが取るとすぐに切れた。私は繋がって独り会話をしているフリをしてからお客のN子ちゃんに取り次いだ。
私 「N子ちゃん、大好きなT君から電話やで」
客N「ええっ、私に~?どうしてここに居てるのんが分かったのかなあ…」
私 「さあ、男の感かなあ」と言いながら受話器を渡す。
客N「マスター、プープーいうてるで~。電話切れてるのんと違う?」
私 「そらそうやろなあ。最初から切れてたもん」
客N「なによー、喜んだのにー、怒るでー」
私 「スマンスマン。たまにはこういう遊びもせんな面白ないやろ」
ママ「面白いのんはマスターだけやん」
客N「そう言えばさっきマスターが電話で話してる時に何となく芝居してるなと思たわ」
ママ「いつも、ギャグするからなあ」
客N「そうやで、この大根役者め、と思たわ」
ママ「私やったら細いから胡瓜役者やなあ」
私 「N子ちゃんは太いから桜島大根役者やなあ」
一句:電話取り 誰も出んわじゃ 間が持たぬ
私 「N子ちゃん、大好きなT君から電話やで」
客N「ええっ、私に~?どうしてここに居てるのんが分かったのかなあ…」
私 「さあ、男の感かなあ」と言いながら受話器を渡す。
客N「マスター、プープーいうてるで~。電話切れてるのんと違う?」
私 「そらそうやろなあ。最初から切れてたもん」
客N「なによー、喜んだのにー、怒るでー」
私 「スマンスマン。たまにはこういう遊びもせんな面白ないやろ」
ママ「面白いのんはマスターだけやん」
客N「そう言えばさっきマスターが電話で話してる時に何となく芝居してるなと思たわ」
ママ「いつも、ギャグするからなあ」
客N「そうやで、この大根役者め、と思たわ」
ママ「私やったら細いから胡瓜役者やなあ」
私 「N子ちゃんは太いから桜島大根役者やなあ」
一句:電話取り 誰も出んわじゃ 間が持たぬ