乳がん患者のサロン2 - ノエル編

乳がん患者の皆様、このサロンでのびのびと雑談しましょう。くつろぎの場です。

飛び込み出産のリスク

2010年04月13日 | 社会
産婦人科医が絶滅危惧種に指定されそうな現在、妊婦さんは出産する場をしっかり確保するのが大きな課題となっているはずですが、、、実際はそうでもない…?

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【「飛び込み出産」7割がハイリスク】Yomiuri online 2010年3月28日(日)23:23

 妊婦健診をほとんど受けず、出産間際に医療機関に駆け込む「飛び込み出産」が問題になる中、大阪府内での飛び込み出産の事例が、2009年1年間で152件にのぼったことが、大阪府と大阪産婦人科医会の調査でわかった。

 うち105件(69%)が早産や仮死状態で生まれるなど母子の命に危険が及ぶ「ハイリスク出産」で、医師らは妊婦への啓発の必要性を訴えている。
妊婦健診の受診が3回以下の「未受診妊婦」の飛び込みは、160か所の産科医療機関のうち29か所が扱っていた。

 152件のうち、早産などで新生児集中治療室(NICU)を利用した例が46件(30%)で通常の 分娩 (ぶんべん)の10倍、低体重児(2500グラム未満)が40件(26%)で同5倍。母体が薬物に汚染されており、中毒状態で生まれた子もあった。死産は3件だった。

 未受診の理由を病院が母親に聞くと、3割超の50件が「お金がない」。「妊娠に気づかず」「多忙」「複雑な家庭事情」などが続く。
 調査を担当した府立母子保健総合医療センターの光田信明産科部長は「経済困窮、モラルの欠如など複数の要因が絡まり、現状では根絶が難しい。『出産には危険が伴う』と言い続けるしかなく、妊娠検査薬を扱う薬局などと協力した啓発を提案したい」としている。

◆ 「赤ちゃんの幸せだけを願い」25件受け入れの病院

 「少しでも搬送が遅ければ、母子ともに命が危なかった」。大阪府内で最も多い25件の飛び込み出産を受け入れた総合病院の産婦人科医師は、昨年11月末のケースを振り返った。

 意識不明の妊婦(36)が運ばれてきた。妊娠高血圧症候群を放置し、心不全に陥ったらしい。胎児も危険。緊急帝王切開で2時間後、女児が仮死状態で生まれた。懸命の 蘇生 (そせい)で女児は産声を上げ、母親も助かった。

 母親は「父親がだれかわからない。妊娠には気づいていたが、お金がなかった。中絶させられると思って同居の親には言えなくて」と話したという。

 様々なケースを診た。「育てるつもりはない」と、産後すぐに養子縁組をする母親。やっとの思いで助けた子の養育を、母親と交際相手が押し付け合うのを見かねて、「命をどう思っているのか」としかったことも。

 「受け入れできない」とする医療機関もある中、この病院は可能な限り引き受けている。「子は親を選べない。赤ちゃんの幸せだけを願って受け入れている」と、医師は話した。
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なんか、、、生まれて来る子供のため、きちんと定期検診を受け、必要な治療を受けて出産を準備した妊婦さんが、例えば救急搬送されたとして、、、上記のような無責任な妊婦さんが先に搬送されたために、受け入れ不能な状況になったとしたら、とてもやり切れません。

>未受診の理由を病院が母親に聞くと、3割超の50件が「お金がない」。「妊娠に気づかず」「多忙」「複雑な家庭事情」などが続く

元来、こういった理由の女性が子供をもうけようとするのが?です。出産時より、その後続く子育てのほうがずっとお金がかかるし、手間もかかる。こんな考えの人が‘親’になって、本当に大丈夫なのかと考えてしまいます。

真面目にルールを守る人が、守らない人のために不利益を被るのは、なんだか納得ができません。「受け入れできない」の対応でいいんじゃないでしょうか。
人の命は大切です。が、胎児の命を軽く考える人を助けるより先に、重く考える人を助けたほうが、社会的なメリットは大きいように思います。
こういった場合、受け入れを「平等」にしろというのは、実は不平等じゃないでしょうか。


子は親を選べない。赤ちゃんの幸せだけを考えると、定期健診を受け、治療が必要ならば治療して出産に備えてほしいと思う人、<ここをクリックよろしくね~ >

なかのひと

This blog “The salon of breast cancer women authored by Noe:l” is able to read in Japanese:-)

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2 コメント

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置き土産(^-^) (TSUKUYOMI)
2010-04-21 02:16:40
口が曲がった元首相の置き土産に、、妊婦健診の無料化もどきがありますよね。。

もどきなのは、市町村丸投げで、、各市町村によって料金が一部発生するので…完全無料化した市町村ってどれくらいかなぁ~??


それでも、オラの市では14回、8万円弱は助成しているだす。。


[飛び込みするな!!]



出産費用の『直接支払い制度』も出来たのに…金がないなら、金が貯まるまで、家族計画してから妊娠しなさい!!と説教したくなります(怒)



やまいになり、転移でエンドレス治療中なオラからみれば、、叶わぬ夢の妊娠・出産♪


昔に比べれば、かなり恵まれてるのになぁ~と悲しい新聞記事を見る度、涙が(泣)



『出産一時金は何週から出ますか?』なんちゅう、、自分の身体を使った新手の詐欺?みたいな妊婦さんも居るよーだし(;-_-)=3




○里帰り分娩のために、、数ヶ月だけ実家にママさんだけ住民票を移すのが、、ただ今、地元のブーム?!(笑)

そうしないと、個人産科で分娩時に緊急で市立病院さ搬送するのに、救急受け入れして貰えないとか( ̄□ ̄;)!!


呆れて、笑うしかないでしゅ(爆)




「性」のタブー視は止めて、性教育もキチンとして欲しいなぁ~。。


子宮頸かんのワクチンも十代からせんと意味ないべ。。

初体験いまは若年化してるのに、。。



産科問題には物申したいことがタンマリございます和っ( ´艸`)



その命、、その児、、私に下さいませ( ´∀`)


昔、、胎児は命か??なんて、のもありましたね。。



絶滅危惧種を保護するにはどーしたら良いんだしょうね┓( ̄∇ ̄;)┏



民主党の金の使い方、何か間違ってる気がするぅ~(・∀・)


それでは☆
性教育 (ノエル)
2010-04-21 15:43:55
私はお金をバラまいても、妊娠出産に関わる問題は解決しないと思っています。

お金はもらった瞬間はうれしい。しかし、使ってしまったら、もらった時のありがたみは消え、更に要求したくなるものだと考えるからです。

性教育はキッチリやるべきですよね。最近の若い女性の中に、あまりに無防備で、自分の身を守る術を知らないなあと感じることがあります。

その一方で、新手の妊婦詐欺?(笑)も出現するような、したたかな人もいますね。その場しのぎの行動をしたのなら、自分で責任を持って最後まで行ってもらいたいものです。

乳がんのあけぼの会会長さんが、「37歳で乳がんになりました、子供産めますかって、あなた、何を考えているの。出産を考えていたのなら、10年前に産んでおきなさいよ」と、会場に語りかけたことがありました。

こういうことは、心の内で思っている人は多い。しかし、発話してしまうと、人権だ、何だかんだで避難を受けやすい。
しかし、27歳と37歳との出産は、まるで異なった出産になる可能性が高いことを、性教育の授業などで教えるべきだと思います。

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