乳がん患者のサロン2 - ノエル編

乳がん患者の皆様、このサロンでのびのびと雑談しましょう。くつろぎの場です。

電話訪問

2008年04月11日 | 患者の気持ち
抗がん剤治療中は、何かとコンディションが崩れて大変ですよね。

術後補助療法で私の場合、タキソールを毎週12回とハーセプチンを毎週(途中から隔週)1年間を行いました。
苦しくてもだえちゃったのは、タキソールの3回目ぐらいからかな、息苦しくなってしまい、夜中に救急車を呼ぼうかどうしよかと迷うほど…あ、ただの過呼吸だったんですが(^^;)。

でも、過呼吸すら滅多に経験したことがなかったので、すごーくあわてました。で、あわてると益々過呼吸になるわけで、、、(≧へ≦;)。
で、気になる記事を発見。

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「外来化学療法中の患者サポートに電話訪問が有効」 2008. 3. 21  第6回日本臨床腫瘍学会学術集会【臨床腫瘍学会2008】  

 外来で化学療法を受診中の患者の自宅に看護師が電話をかけ、身体症状の確認や不安への対応などを行う電話訪問を実施することが、患者サポートに役立つことが報告された。これは、大阪府立呼吸器アレルギー医療センター看護部の中野陽子氏が、3月20日~21日に福岡市で開催された日本臨床腫瘍学会学術集会で発表したもの。同様な試みが他の医療機関にも広まれば、患者もより安心して、外来化学療法を受けられるようになりそうだ。

 同センターは、2004年から5床の外来化学療法室を開設し、月平均93人の患者の化学療法を実施している。外来化学療法を受診している患者の内訳では、肺がんと悪性胸膜中皮腫などの胸部悪性疾患が9割を占めているという。

 2004年9月~2007年3月に外来化学療法を受け、電話訪問を受けた患者数は122人。男性が7割、女性が3割であった。電話訪問を受け、何らかの訴えを示した患者は5割強であり(73人)、食欲不振や吐き気、倦怠感、関節痛などが上位であったという。

 電話訪問において、医師の診察が必要と判断し主治医に対応を依頼したのは7人であった。この7例では、患者は受診を迷っていたり、我慢していた。このような患者では、看護師による電話訪問の際に症状を訴えることが受診するきっかけとなり、受診により症状悪化も防げたという。

 また、医師の診察を必要としないものの、看護師により指導が行われた患者は33人。食欲不振への対応や鎮痛薬の服薬指導、薬の副作用への対応法の指導などに加えて、不安感が強い患者に対しても不安の原因に合わせて、細かな対応を行っている。
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最近の“モンスター患者”報道を読んでいたら、病院側がこんな親切なサポートシステムを行うと、ますますモンスター患者が助長するんじゃないかと思っちゃいました。

私自身は、結果から見れば副作用のレベルが1。電話サポートがあったとしても、必要性は感じなかったでしょう。まあそんなわけで、このシステムはやり過ぎに見えたのです。しかし、

>「電話訪問において、医師の診察が必要と判断し主治医に対応を依頼したのは7人であった。この7例では、患者は受診を迷っていたり、我慢していた。このような患者では、看護師による電話訪問の際に症状を訴えることが受診するきっかけとなり、受診により症状悪化も防げたという。」

実際は、苦しいのを我慢している患者さんが結構いる。
病院側、患者側、双方にとってメリットのある結果となったわけですね。

患者としたら、抗がん剤で体の調子が悪くなるのは、ある程度覚悟して治療を受けるわけで、その調子の悪さをどこまで我慢すべきか、、、自分じゃよくわからないんです。

医師に診察で、「吐き気止めが効いてないようだから、薬を変えましょう」と言われ、「あ、効いてないのを、私は我慢してたんだ」と気づく。
不調を我慢するうちに、感覚が麻痺してしまうようです。

通院した病院では、抗がん剤治療を受ける前、個室でレクチャーがありました。また、「具合が悪くなったらまず電話をし、担当の看護師を呼び出してください」の指示も。私の症状では、さすがに真夜中に電話はできませんでしたが・・・(^^;)。

電話訪問も我慢に鈍感になってしまった患者さんには、よい手段だと思います。
んで、私のように何となく不調が続く程度の患者の場合、他の患者さんが気になるのです。で、点滴室でご一緒する人たちに声をかけ、あら、みんな似たような感じなのねえと安心するわけです。

通院に耐えられ、外来治療ができるほどの人でも、何らかの不調を感ずることがほとんどのようで、それも皆で「苦しいよぉーっ」と言い合うと、一時ですが気が楽になります。

ネットでそんな場を作るのも一つの手段ではありますが、匿名性の高い掲示板などでそれをやると、時としてトンでもねー方向へ行っちゃうことがあります。

まずは“生声”で患者同士、感情の発露をするのがいいと思います。対面なら、批判をぶち抜けてののしり合いに発展することは稀でしょうから。


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