Alohilani

何てことナイ毎日のつぶやき。
取るに足らない日常のアレコレ。

[出産レポ] 入院編3 6月7日

2008-06-25 23:50:02 | Weblog

サキタの様子に不安があると、育児書やネットでとりあえず調べる。
しかしこれ、結局のところ、調べた現象に当て嵌まるかの判断は、素人(私)がやるということになる。

…素人判断は、危険だよな? (゜-゜;

かといって、些細な変化に大騒ぎするのもどうかと思う。
さじ加減の難しいところだ。

しかし些細な変化について調べていると、「機嫌が良くて元気そうなら大丈夫」という記述の多いこと多いこと。
鈍い私の子だ、サキタが鈍いことは充分に考えられる。
判断基準として、どーなのか。orz

* ∵ * ∴ * ∵ * ∴ * ∵ * ∴ * ∵ * ∴ * ∵ * ∴ * ∵ * ∴ *

夜間同室の場合、朝8時までに新生児室へ移動させるルールだというので、7時半頃サキタを連れて新生児室へ。
(8時から、新生児の診察や沐浴が毎日あるらしい)
フラフラ歩いて新生児室へ行くと、助産師さん達に「よく頑張った!!」と褒められた。
私の体調の悪さと、鉄剤注射をしていることを知っているためか。

朝食の後ついうとうとしていたら、授乳に呼ばれる。
行ってみると大泣き。
他の赤ちゃんで泣いている子もいたけれど、サキタの泣き声はやたらデカイ。

授乳後、サキタをモデルに助産師さん指導の下、沐浴見学。
沐浴中に大泣きし、その後また授乳。
お前、どんだけ飲む気だよ。(T▽T)

部屋に呼び戻され、鉄剤注射。

直後ダイニングに呼び出され、昼食。
他のママさん達とお喋りしながらの食事なのだけど、夕食はほとんど皆、部屋食にしていると聞いてショック。orz
道理で、昨日の夜はほとんど誰もいなかったわけだよ…。
夕食は面会時間にまともに当たっているため、面会の予定が入っていない人も、「誰か来てくれるかも・・・」という期待を胸に部屋で食べるのだそうだ。
マジか。まあ、個室にはテレビもあるしね。

午後は、退院後の生活についての説明。ベテラン風看護士さん(かなり年配)の話は長い…。
更に、退院後の薬を出される。鉄剤…。

サキタを部屋に連れてきて授乳に悪戦苦闘していると、最初に出産したママ友が面会に来てくれた。
母乳相談で来院したついでにと、寄ってくれたのだそうだ。
連れてきていたベイビィは随分大きくなっていて、ずっとイイ子にしていた。
どうでもイイが、授乳中に旦那さんが入ってくるとは思わなんだ。orz
角度的に、見えなかったとは思うけどさ…。

授乳タイムが恐怖になってきた。
飲む気満々で向かってくるのはイイが、やはり哺乳瓶で楽を覚えてしまったらしく。
吸う力が強いくせに口を少ししか開けないので、乳首に負担が掛かる掛かる。
ザラザラした感触になったと思ったら、細かい瘡蓋に覆われてしまったようだ。
口を大きく開けるよう、母乳練習用の哺乳瓶にしてもらい、私には保湿用の塗り薬を貰った。
授乳前には拭くようにするけど、サキタの口に入っても大丈夫らしい。

面会時間に、富山から来たハルトパパ&ハルトママ、ナオトくんにマサトくん、そして千矢父&千矢母まで勢揃い。
こんな絶好の愛想振り撒きチャンスに、サキタはがっつり眠っていて起きない。orz
千矢父&千矢母は少し早めに、先に帰っていった。
授乳の時にハルトくんとハルトママを残して席を外してもらったら、疲れていたらしいハルトパパは宿泊予定の我が家に戻ってしまった。
起きているサキタをほとんど見ていないのに!
富山に帰るまでに、抱っこしてやって欲しいなぁ。

面会時間も終わり、授乳室で授乳後はシャワーを浴びるため一旦サキタを新生児室に預ける。
ほんの少し、休憩タイム。

夜間同室にするため新生児室へサキタを迎えに行くと、よく寝てる。
起こすのもなんだし・・・とサキタが起きるまで待つと、結局授乳できたのは1:00頃。
眠ったら個室に連れて行けるのだけど眠ってくれず、2:30まで新生児室で抱っこするも無理。
見かねた助産師さんが「ママが倒れちゃう! 今日は預かるから、もう頑張らナイで眠って!」と声を掛けてくださる。
結局預けることにし、夜間でも授乳の際は呼んで貰うことに。

5:00頃授乳に呼ばれ、新生児室へ。
6:30まで時間を取られる。
これから部屋へ連れ帰っても仕方ナイので、そのまま預けて少し寝る。
部屋で1人で悪戦苦闘するよりも、授乳のやり方やおっぱいの状態を見て貰えるので、授乳室でやる方がイイかも。



-- 続く --

[出産レポ] 入院編2 6月6日

2008-06-24 23:58:46 | Weblog

千矢母の抱っこをよく見て研究。
手を添えるところ、密着させる胸やお腹の辺り、腕の支え方…。
同じようにやってみるも、いまいち上手くはいかない。
やはりキャリアの差は、一朝一夕では埋まらないということか。
赤ちゃんの相手にはブランクはあるものの、娘2人を育て上げた人だもんなぁ…。
一生敵わないだろうよ。orz

* ∵ * ∴ * ∵ * ∴ * ∵ * ∴ * ∵ * ∴ * ∵ * ∴ * ∵ * ∴ *

貧血検査で採血。
まんまとひっかかり、退院まで毎日注射決定。orz
午後来たけれど、結構デカイ注射なのな。(T△T)
やはり出産時の出血量がきいたらしい。

授乳室デビュー。
本当は昨日。遅い。orz
サキタは午前中は昨日より上手く吸えていたのに、午後になったらいきなりヘタに。
まぁお互い様なのだが。
母乳だけでは足りないのか必ず泣く。糖水を足す。

昼食から食堂デビュー。
本当は昨日の夕食から。遅い。orz

昼過ぎ、妊婦検診のついでにママ友がお見舞いに寄ってくれた。
予定日まで後2週間という彼女は、子宮口が1cm開いていたという。
少し早くなるのかな。頑張れ!
(実際には、6月15日に元気な男の子を出産♪ おめでとう!)

午後の面会時間になり、別のママ友2人が来てくれた。
差し入れありがとう♪

千矢母と弥生さんがやってくる。
弥生さんは友達の子供を抱っこさせてもらったりしているらしいが、さすがにここまでの生まれたてを抱っこしたことはナイという。
そりゃそうだろ。

夕食は食堂へ。
面会時間であることもあり、部屋食にしてしまうママさんが多いらしく、私ともう1人しかいなかった。
この日の夕食はお祝い膳ということで、いつも以上にボリュームたっぷりで豪華♪
事前に栄養士さんとの話があり、「生トマトが食べられない」(アレルギーなどではなく、単に好き嫌い)と話したら除いてくれるとのことだったけど、まんまと生トマトががっつり出た。
イイから食えってことか?
後で部屋まで栄養師さんが謝罪に来たよ。(^-^;

ハルトくんが、仕事帰りにやってくる。
昨日はサキタに会えなかったので気付かなかったのだが、どえらい目尻の下がりっぷりに驚く。
メロメロ過ぎだ。写真やらビデオやら撮りまくり。
どうやら会社でもメロメロっぷりを遺憾なく発揮しているようだ。

シャワーを浴びる間は新生児室にサキタを預けるが、その後引き取りに行き、初めての夜間母子同室にトライ。
いきなり初めてのウンチおむつに遭遇し、焦る。
マタニティクラスで習っていた通りにやろうとしても、当然相手は人形ではナイので動きまくり、おしり拭きを大量消費。orz
(翌朝、助産師さんに「ナースコールで呼んでくれて良かったのに~。エライね、頑張ったね~」と言われて脱力。
 ナースコールって、体調不良以外でも押してイイのか)

サキタはよく飲む。
多分母乳はまだ出ていないと思うけど、吸う気は満々らしい。
ただ楽しやがって口を大きく開けないので、乳首に負担が掛かり、かなり痛くなってきた。
補足用の糖水もミルクも、夜間貰っていた分は全て飲み干しよった。( ̄▽ ̄;


-- 続く --

[出産レポ] 入院編1 6月5日

2008-06-23 23:21:14 | Weblog

高校時代の友人・緑ちゃんが、旦那様と一緒に我が家に遊びに来てくれました♪
緑ちゃんも妊娠中で、8月に出産予定なのです!
私の出産直後に8ヶ月であることを知らせてくれたもので、入院中の個室で1人ではしゃぎ回っちゃったよ!
こちらは女の子と思われるそうな。
楽しみだねーっ。(≧▽≦)
安産をお祈りしておきます!!

* ∵ * ∴ * ∵ * ∴ * ∵ * ∴ * ∵ * ∴ * ∵ * ∴ * ∵ * ∴ *

入院中のことも、書いておこう。
簡単に、箇条書きだけども。(^-^;ゞ
ここから、名前は胎児名「コハル」から「サキタ」へ!


噂通り、食事はかなりオイシイ♪
しかもかなりのボリューム!
昨日食べられなかったのが残念だよ!

貧血だか低血糖だか知らないが、昨夜個室に入った頃はフラフラだったのだけど、それがさっぱり回復せず。
朝イチで助産師さんがトイレに付き添ってくれるものの(強制。やっぱり排尿させたがる)、個室についているトイレまでもフラつく。

午前中からサキタと過ごすべきところ、あまりにも回復していないので、午後からにしてもらう。orz
午前中は授乳の代わりにおっぱいに刺激を、ということで助産師さんのマッサージを受ける。
このマッサージが痛いと聞いていたけど、妊娠中に自分で少しずつやっていたので、あまり痛みは感じなかった。
授乳室デビューも翌日に回して貰うことになり、今日の授乳は助産師さんにサキタを個室まで連れてきて貰うことに。

午前中休みを取ってくれたハルトくんが、入院の諸手続きのためにやってくる。
基本的には私がやるべきところなのだけど、フラフラなので正直助かった。
面会時間外ではあったけれど、ナースステーションで許可を貰い、出勤までいてくれた。
本当なら部屋にサキタを連れてきたかったけど、私がマトモに動けないためにそうもいかず、ハルトくんはサキタに会えず。残念!
ハルトくんの携帯の待受画面が早速サキタになっていて笑う。

ハルトくんの昼食は昨夜の残りのパン。
私には病院の食事が出たけれど、大量の朝食を食べた上、午前中は寝ているだけだったのでほとんど食べられず。代わりにハルトくんに食べて貰った。

午後、助産師さんにサキタを部屋に連れてきて貰い、授乳とおむつ換えを習う。
サキタの吸う力は結構強く、乳首のマッサージをしておかないと確かに痛かろう。
妊娠中、お風呂上りや着替えの時にちょいちょいやっておいてよかった…。

夕方から千矢母が、夜には仕事の終わった千矢父がやってきた。
千矢母は手馴れた抱っこだけど、千矢父はちょろっと抱っこしてすぐ放す。ビビリ過ぎだ。(^-^;
風邪気味だということでマスクを付けていたのだけど、これではサキタに「じぃじの顔は下半分が白い」と思われそうだぞ。
次に会う時までに、治しておいてね。

夕食から食堂での食事になるはずだったのだけど、回復していないので部屋食に変更される。

サキタは部屋に連れてきてもらった上、帰りも助産師さんに新生児室へ連れて行って貰う始末。
情けナイったら。orz

今日まで夜間はサキタを預ける。
完全母子同室は、今の体調ではムリ!
回復に全力を注ぐことにする。


-- 続く --

少しずつ。

2008-06-22 23:59:39 | Weblog

千矢母のいない週末が、無事に終わろうとしていた。

私がシャワーを浴びている間、当然サキタがぐずればハルトくんが相手をすることになる。
洗面所で着替えをしている時、サキタの泣き声が聞こえた。
でもハルトくんが見てくれているはずだし~、と特に急ぐこともなく、のんびりと髪を乾かして部屋に戻った。

ハルトくんが、少しイラついた様子で、サキタを大きく振ってあやしていた。

うげ!! 何やっとんじゃ!! Σ(゜Д゜;

やってることはマズイが、しかしハルトくんの気持ちもわからんでもナイ。
そこまで極端な振り方でもナイため慌てて制することはせず、「大変だった? (抱っこを)代わるよ♪」とサキタを受け取る。
サキタを抱っこしてゆらゆらとあやしながら、少し時間を置いてハルトくんが落ち着いた頃、さりげなく言ってみた。

「『揺さぶられっ子症候群』って、どのくらい(の揺れ)でなっちゃうんだろうね?」
「え!? …何ソレ? (゜-゜;」

皆様、「揺さぶられっ子症候群」というのをご存知だろうか。

-- フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より --
揺さぶられっ子症候群(ゆさぶられっこしょうこうぐん・英:Shaken Baby Syndrome・SBS、乳児揺さぶり症候群)とは、概ね生後6ヶ月以内の新生児や乳児の体を過度に揺することで発生する内出血などの諸症状(外傷)。児童虐待とみなされる。


もちろん、あやす目的で揺らしたくらいではならないとは思う。
生後6ヶ月未満の子供に対して、高い高いなどをしてはいけないとも言うけど、今のハルトくんの揺らし方くらいでは、多分平気だろう。
サキタを見ても、特に変わりはナイ。

だけど、知っているのと知らないのとでは、接し方に大きな違いは出てくるだろう。
泣き止まないサキタにイラついた様子で、そういったあやし方をしているというのも気になる。
そこで、言葉を選びつつ、問うたのだ。
「揺さぶられっ子症候群」というのを、知っているかと。

私は、ワイドショーやニュースで子供を虐待死させた親の犯罪を見て知っていた。
ハルトくんは、どうやら本気で知らなかったようだ。
(知っていたら、あんなあやし方はしない人だ)

正直、私も詳しく知っているわけではナイので、そういうのがあるらしい、とだけ伝えた。
ハルトくんは心配になったらしく、後でネットで調べていたようだ。

「ごめんね、知らなかった。何かイラついちゃって。
ちやはお母さんがいてくれるとはいえ、毎日ずっとサキタの相手をしているのに…。
ほんの少しの間相手しただけで、情けない…orz」

「多分、あのくらいなら大丈夫だよ。でもこれからは気をつけよう。
な、サキタは可愛いけど、メロメロになりきれない何かがあったろ?(^-^;」


不安そうな顔をして、心底申し訳なさそうにサキタに謝るハルトくんの様子に、イラついた様子はもう見られない。
ひどく反省しているようだったので、これからはもう大丈夫だろう。

知らないことは、悪ではナイ。
もともと、知らないことだらけの子育てなのだ。
知らなかったで済まされることばかりではナイだろうけど、それでも、少しずつ成長していけばイイ。
一緒に、少しずつ、良いパパとママになろう。

突然の訪問者

2008-06-21 23:31:23 | Weblog

千矢母のヘルプ期間は、1ヶ月。
そろそろ、千矢母のサポートなしの生活に慣れていかなければならない。
千矢母にしても、家をずっと空けていてやるべき用事が溜まっている。
千矢父もこれまで千矢母のいない生活なんてなかったもんだから、限界に近い。

そんなわけで、「第一ステップとして、まずはハルトくんのいる週末をあなた達だけで過ごしてみなさい」と千矢母は帰宅した。

通常の家事はもちろん、サキタの授乳・おむつ換え・沐浴までは問題ナシ。
問題は、サキタのご機嫌がナナメの場合と、あやす時の抱っこだ。
この点で、千矢母との実力の差がはっきりと現れる。

悪戦苦闘しながらも、何とか平和に過ごしていると、思い掛けないお客様があった。
ご近所の奥様と、4歳になる娘さんだ。
我が家と同時期に建てられた家に、春頃引っ越して来られた時、挨拶に来てくださっただけの関係なのだけど。

「すみません、突然…。実はうちの子が、『赤ちゃんを見たい』と騒ぐもので…(*´-`*)」

私が妊娠していたのは知っていたし、最近ではサキタの泣き声もガンガン聞こえているはずなので、生まれたことも知っているはずだ。
娘さんは小学生になるお兄ちゃんがいるものの、下に兄弟はいないので、赤ちゃんに興味を持ったのかもしれない。
びっくりはしたものの、せっかくなので上がっていただいた。
ハルトくんの膝で抱っこされているサキタを、覗き込む2人。

「うわ~、小さいねぇ、可愛いねぇ♪
…ってあんた、何隠れてんのよっ。
あなたが見たいって騒ぐから、お母さん恥を忍んでお願いに来たのにーっ! щ(゜□゜щ;」


愛らしい娘さんは、サキタに興味を示すものの。
ほとんど接点のナイ私達に照れたように笑いながら、お母さんの後ろに隠れてしまったり、お母さんによじ登ったりしている。
らぶりー!(*^-^*)

「本当にすみませんね。でも小さいですね~、今どのくらいですか?」
「6月4日に生まれたので、2週間とちょっとです♪」
「うわぁ、めちゃ新生児ちゃんじゃないですか! Σ(゜□゜; ホントにごめんなさいねー!!」
「いえいえ♪ 良かったねサキター、お姉ちゃんが遊びに来てくれてー♪(^▽^)」

娘さんは少しずつサキタに近づき、顔を覗き込んでいたけれど。
やがてそっとサキタの頭を撫で、満足したようだ。
突然、照れ笑いしながら踵を返し、「帰るーっ!(≧▽≦)」と玄関へ走っていってしまった。
「ちょっとぉおおーっ!? Σ(゜□゜;」と、慌てて追うお母さん。
らーぶりー!(*^▽^*)

結局そのまま、お母さんはぺこぺこと頭を下げつつ、娘さんはゴキゲンに、帰っていかれた。

「すごいねぇ。あの子、4歳だって。大きいねぇ」
「自力でお母さんによじ登れたりすんだぜ。何より、意思の疎通がはかれるのがすげぇ」

今サキタの起こせるアクションは、ほぼ「泣く」のみ。
これからもっといろいろできるようになったら、大変なことも増えるだろうけど、きっと楽しくなるのだろうな。
「子供」を見る目の基準がサキタになってしまっているので、4歳の彼女がとても大きく見えた私達だった。