Alohilani

何てことナイ毎日のつぶやき。
取るに足らない日常のアレコレ。

[出産レポ] 2 じわりじわり

2008-06-12 23:10:43 | Weblog

ベビーメリーとおしゃぶりをサキタに試してみました。
メリーは最初こそガン見でしたが、すぐ興味が逸れてしまう様子。
しかし、おしゃぶりの威力は絶大。(゜△゜;
ま、飽きたらぷっと出しやがるんですけどね。

* ∵ * ∴ * ∵ * ∴ * ∵ * ∴ * ∵ * ∴ * ∵ * ∴ * ∵ * ∴ *

病院に着き、内診を済ませて、通された陣痛室。
時刻は、3:30~4:00くらいだったと思う。
これから分娩室に入るまで、要するにひたすら陣痛に耐える時間は、陣痛室で過ごすこととなる。
リラックスするために音楽を流すとか、雑誌などを読むとか、自由な過ごし方をしてイイ場所だ。
しかし、時間が時間なため、そんな余裕があるなら眠りたい。
つーかそんな余裕など、その時の私には既になかった。

定期的に襲う陣痛。
それは覚悟していた「生理痛の1000倍の痛み」でもなければ、「鼻からスイカを出す感じ」(これは分娩の痛みの表現か?)でもなく、「骨盤がみしみしとキシみ歪む痛み」だった。
自分以外の何かの力で、骨盤に内外あらゆる方向から圧力が掛けられ、じわりじわりと確実に破壊に向かうと思われる痛みだったのだ。
お腹が生理痛のように痛むこともあったけど、腰の痛みに比べたら、どうでもイイ痛みに思えた。
普通の生理痛に毛が生えたくらい?
(全てが終わった後助産師さんに言われたが、「腰陣痛」と呼ばれる種類の陣痛があるらしいよ!
 生理痛の時、腰痛に悩まされることも多いけど、その時も私は、生理痛そのものより腰痛がツライよ!)

この段階で、相当に痛い思いはしていた。
だけど出産のビデオやテレビを見ていると、陣痛に耐える妊婦達は静かに汗を流し、歯を食いしばって痛みを堪えている(イメージ)。
私も、僅かに残っている理性でそんな映像を頭に思い返し、助産師さんやハルトくんのリードに合わせて呼吸をしたり、腰のどの辺りを擦って欲しいとかリクエストをしながら、何とか陣痛の波を乗り切っていた。
後から家を出た千矢母も到着し、ハルトくんと交代で休みながら、同じようにサポートしてくれる。
私は強引に眠りを妨げられている状態だけれど、ハルトくんも千矢母も、心配や緊張はしていても、睡魔に襲われてはいるはずだ。
そんな中のサポートは、実にありがたい限りだ。

例え、私の手を握ってくれているハルトくんが、椅子に座ったまま落ちていようとも。

「…落ちてんの?」
「(ぱっと目を開けて)起きてるよ!」
「嘘付け! 笑わせるな! 痛い! 息ができん!」(笑い堪えきれず)
「ごめん! ごめん!」(同じく笑う)

陣痛サポート中の旦那様方。
陣痛真っ只中の妊婦を笑わせてはいけませんよ?
無駄に体力を消耗する上、呼吸法どころか息ができません。マジで。

助産師さんはNSTの時と(多分)同じ機械を私のお腹に装着し、コハルの心音とお腹の張りをチェックしてくれる。
ここまで来ると、ひたすらに気になるのは、コハルの様子だ。
「羊水過少で、陣痛が来た時に子宮の壁と胎児の間に臍の緒が挟まる可能性がある。血液や栄養、酸素が胎児に供給されず、胎児が弱ることがある」という先生の言葉が、どうしても引っ掛かる。
しかし聞こえるはずのコハルの心音は、私には全く聞こえナイ。
自分の荒い呼吸や、陣痛による緊張と混乱のためだろう。
この機械は、分娩を終えるまでの間に何度も装着されたり外されたりを繰り返されたのだけど。(鬱陶しい)
何せ心音が聞こえナイので、ハルトくんや助産師さんに「コハルは元気?」としつこいほど尋ねる。
その都度返ってくる言葉は最後まで変わらず、幸いにも「元気だよ」であった。

午前中に1度あった内診が何時だったのかは、覚えていない。
多分、7:00~9:00くらいのどっかだったろう。
子宮口の開きが、4cmだったことだけは覚えている。
全然進んでナイじゃん!と正直思ったが、最初はゆっくりで、後半に一気に進んでいくのかとも思えたので、この時は特に気にもしなかった。
(気にしたところでどうにもならないし、気にしたばかりに余計進まなくなったら困るし)

-- 続く --